『ジャスティス・リーグ』のサイボーグ役で知られるレイ・フィッシャー。彼は現在ワーナー・ブラザーズと対立しているのだが、『ジャスティス・リーグ』でレイと共演したアクアマン役のジェイソン・モモアが彼を支持し、話題となっている。
ことの発端は、今年の7月。レイが『ジャスティス・リーグ』で監督を務めたジョス・ウェドンを猛烈に批判。「『ジャスティス・リーグ』撮影現場でのジョス・ウェドンは、キャストやクルーに対して野蛮で虐待的で、プロ意識がない。これは受け入れがたいものだ」とツイートしたのだ。また、当時ワーナー・ブラザーズの重役であったジョン・バーグと、元DCエンターテインメントの社長であるジェフ・ジョーンズを名出して、ジョスのこのような行動は二人によって生み出されたと指摘した。
Joss Wheadon’s on-set treatment of the cast and crew of Justice League was gross, abusive, unprofessional, and completely unacceptable.
He was enabled, in many ways, by Geoff Johns and Jon Berg.
Accountability>Entertainment
— Ray Fisher (@ray8fisher) July 1, 2020
この数日前は「ジョスが素晴らしい人だ」とコメントしている映像とともに「この発言を撤回したい」とツイートしていた。
I’d like to take a moment to forcefully retract every bit of this statement: pic.twitter.com/1ECwwu6TG1
— Ray Fisher (@ray8fisher) June 29, 2020
そんな中、ジェイソン・モモアがサンディエゴのコミコンでのレイの写真に「#IStandWithRayFisher(僕はレイと共に立ち上がる)」とハッシュタグをつけてインスタグラムのストーリーに投稿。レイはこの写真をツイートでシェアした。
Let’s Go!!! #BORGLIFE
Accountability>Entertainmenthttps://t.co/pqIt2POLhI pic.twitter.com/lE4luinqin
— Ray Fisher (@ray8fisher) September 7, 2020
ジェイソン・モモアがレイをサポートする表明をしたのは、ワーナー・ブラザーズがエンターテイメントウィークリーにレイに関する声明文を発表してからのことだ。
レイはDCフィルムズのウォルター・ハマダ社長のことも批判したツイートをしていたため、このツイートを受けてワーナー・ブラザーズが声明文を出したようだ。
声明文には「7月、レイ・フィッシャーの代理人は、DCフィルムズのウォルター・ハマダ社長に、『ジャスティス・リーグ』の制作中にフィッシャーが懸念していることについて話をするように依頼しました」と書いてある。声明文によると、ハマダ氏がレイに新作映画『ザ・フラッシュ(原題)』でサイボーグ役を他の『ジャスティス・リーグ』メンバーと一緒に演じてほしいと依頼したときに、『ジャスティス・リーグ』の撮影現場で起こったことについての話もあったという。
「特筆すべきは、ハマダ氏はフィッシャー氏に、ワーナーメディアが調査を行う前に自分の懸念を伝えると話していいたことです」とのこと。また、「ハマダ氏はレイが批判するように誰かを犠牲にしたことは一度もなく、『ジャスティス・リーグ』に彼は関与していないため、制作について判断を降したことはありません」と主張した。声明ではさらに、レイが「彼に対して訴訟に値する不正行為を主張したことは一度もない」とし、彼の主張を調査するために雇われた調査員とは「話すことを拒否した」と主張している。
この先も、対立が激しくなっていくであろうレイとワーナー・ブラザーズ。レイは、頻繁にSNSに現状をアップしていくようだ。ジェイソンは今回の件に深く言及はしていないものの、インスタの画像から、レイをサポートしていくのは間違いない。