人気シンガーソングライターのエド・シーランの幻のデモテープが、超高額で落札され話題となっている。
先日、歌手のエド・シーランの「幻のデモテープ」の存在が明らかになった。「スピニング・マン」というタイトルのこのデモテープは、わずか20枚しか製作されず、そのうち19枚は他の誰の手にも渡らないよう本人が保管したとされる、かなり貴重な逸品だ。
このたび本人が保管していなかった1枚が所有者の机の引き出しから発見され、オークションに出品されることとなった。
そして火曜、このデモテープが驚きの価格で落札されたという。その価格というのが、落札者の権利金を含め61,500ポンド(約836万円)だ。
主催したオメガ・オークションズのポール・フェアウェザー氏は、「もちろん高値が付くことは予想していたが、その予想をはるかに超える価格だった」と語り、「4,5人の入札者の間でかなりの接戦になり、落札額が決定したときには驚かされた」と付け加えている。
今回落札された1枚は、エドが親戚の家を訪れていた際に、遊びに来ていた親戚の友人に手渡したものだそうだ。そしてデスクの引き出しの中で忘れ去られていたこの1枚を、友人の兄であるケヴィン(姓は非公開)がオークションへ出品することにした。
なおエドはこの「スピニング・マン」について、収録されている楽曲「アディクテッド」や「ミザリー」が、初めての失恋を歌った歌であることを明かしている。
2014年に出版された自叙伝の中でエドは、「2004年に、ぼくにとって初めてのアルバムを作ったんだ。父が持っていた写真の名前を取って、タイトルは『スピニング・マン』。収録されている14曲は、全部自分で書いたものだ。20枚つくって、19枚は僕が持ってる。他の誰にも手にして欲しくないんだ」と綴っていた。
tvgrooveをフォロー!