ドラマ「Empire 成功の代償」出演で知られる俳優のジャシー・スモレットが今週インタビューに対応し、現在進行中の裁判について語った。
ジャシー・スモレットは2019年1月、人種差別や同性愛者差別から人を攻撃する「ヘイトクライム」にまきこまれ、ケガを負った。しかし後にこの事件がジャシーの自作自演ではないかとして、虚偽通報等の疑いでシカゴ警察より訴えられていた。
2019年の3月には保釈金の全没収等を条件に不起訴となったが、シカゴ警察はジャシーに事件捜査の為に行った時間外労働分の費用など13万ドル(約1380万円)の支払いを求める裁判を起こしている。
ジャシーは、ジャーナリストのマーク・ラモント・ヒルのインタビューに応じ、裁判中のため詳しい内容は明かせないとしながらも、今の状態で黙ったままでいることはできないとした上で、「真実を語りたくてストレスが溜まっていたんだ。黙ったままでいることはとても難しい。言いたいことを全部言えるわけではなくて、屋上から叫ぶこともできない」と語った。
さらに、「あと数カ月で丸2年になる。その間、ぼくが何か事件に巻き込まれているって気づいた人はどれくらいいただろう。確かにぼくは1人ではないし、何をするにも弁護士のアドバイスを受けている。でもこうして何も言わないでいることが結果としてよかったのか。ぼくにはわからない」と付け加えた。
さらにジャシーは、次の出廷で彼ののぞみが全て叶えられるとは思っていないとし、「これで終わりにはならないと思う。でも訴えられている内容について『やっていない』って主張する人を見せしめにするようなところが何より悲しいんだ」と語った。
なお最近になって、ジャシーの妹で女優のジャーニー・スモレットが取材にこたえ、この事件や裁判が家族にいかに影響を与えたかについて告白していた。