2017年5月、人気歌手のアリアナ・グランデのイギリス・マンチェスターの公演で自爆テロが起きた事件で、当時警察の警備や認識がかなり甘かったのではないかと疑われている。
2017年5月22日、世界ツアー「デンジャラス・ウーマン・ツアー」を行っていたアリアナ・グランデが、イギリスのマンチェスターにあるマンチェスター・アリーナにて公演を開催。そのコンサート直後にテロ組織による自爆テロ事件が起き、22人が死亡し、500人以上が負傷するという悲惨な事件となり、世界に衝撃が走った。
あれから3年が経ったが、最新情報によると、輸送担当官が会場を担当していたため、マンチェスターの警察は爆撃の日の夜に、そこでアリアナのコンサートが行われていることを知らなかったのだという。
事件の調査の顧問であるポール・グリーニー氏は、マンチェスター警察の公聴会で「アリアナ・グランデのコンサートについて知らなかったため、その日の夜のコンサートの準備や計画を立てていませんでした」と、当時の反省を込め語った。
またアリーナのシティルームの入り口は、ビクトリア駅の上にあり、ネットワーク・レイルに所有されており、イギリスの交通警察がこの地域の警備を担当しているということも公聴会で伝えられた。
エリアや場所によって担当が分かれていることがこれにより明らかになったが、マンチェスター警察は今後テロ攻撃が発生した場合、担当エリアでなくてもマンチェスター警察が引き継ぐ例外もあると思われていた。
またいつこうした悲惨な事件が起こるか予想がつかないため、いかなる場合でも迅速に対応できるよう、警察の対応、そして訓練がより重要になってくるだろう。
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