『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『インターステラー』『ダンケルク』などで知られるクリストファー・ノーラン監督が、自身の最新作『TENET テネット』の公開をサポートするために、カリフォルニアの映画館を訪れたことが話題となっている。
『TENET テネット』は、世界7カ国を舞台に、70ミリフィルムの IMAX®カメラで撮影。またジャンボジェット機を爆破させ、8キロに及ぶ高速道路を3週間封鎖したカーアクションを繰り広げるなど、想像を上回る大規模な撮影を敢行したノーラン監督。時間が逆行するという映像体験ができると公開前から話題沸騰となった。 9月3日(木)には、待望の全米公開を迎えた。
ノーラン監督は、プロデューサーでもあり妻でもあるエマ・トーマスと共に、本作の公開をサポートするため、カリフォルニアのリーガル映画館を訪れた。新型コロナウイルスの大流行の大打撃を受けた映画業界の救世主ともなり得る本作。大作映画としては、コロナ後に初めて米国公開を迎えた作品でもある。しかし映画館での鑑賞は、ソーシャルディスタンスのガイドラインに従わなくてはならなかったため、米国の劇場の本作の興行収入は、最初の週末にわずか1000万ドルのみとなり、本作にとっていい状況とは言えないようだ。
Thanks for stopping by Regal Irvine Spectrum Christopher Nolan #TENET pic.twitter.com/G7o75OTLEY
— Regal (@RegalMovies) September 15, 2020
映画館がまた元通りになるようにと、そんな願いを込めて、ノーラン監督は映画館にマスク姿で訪れたのかもしれない。タイムサスペンス超大作『TENET テネット』は、9月18日(金)にいよいよ日本でも公開となる。