人気ラッパーのカニエ・ウェストが、テイラー・スウィフトの版権問題をサポートする意思を表明した。
テイラー・スウィフトといえば、去年6月に、デビューから2018年まで所属していたレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」が、人気歌手ジャスティン・ビーバーなどを手掛ける敏腕マネージャーのスクーター・ブラウンに約300億円で買収された。これを知ったテイラーは、ジャスティンやカニエ・ウェストを通し自分のことを長年いじめてスクーターに、自身の過去の楽曲の権利を奪われてしまうことにショックを受け、また「ビッグ・マシーン・レコード」に楽曲の権利を持たせてもらうことができなかったことをSNS上で書きつづり、世間は驚かされた。
スクーターや同レコード会社のCEOのスコット・ボーチェッタは、テイラーの誤解があると反論したが、テイラーは過去の証拠のメールなどを提出。いまだに版権問題は解決せず、揉めている最中で、テイラーは過去の作品はレコーディングし直すと明かしている。
そんなテイラーの版権問題のために立ち上がったのが、まさかのカニエ・ウェストだ。
テイラーとカニエといえば、長年因縁の仲で知られているが、最近カニエはツイッターで、アーティストが自身の版権を持つことの重要性を主張。「ストリーミングのこの世界では、版権のオーナーシップが全てなんだ。それが収入の大半となっている。このコロナ禍ではアーティストは自身の版権が必要だ。今まで以上にこのことが重要となっている」など、版権所有の重要性についていくつもツイートし話題となった。
そんなカニエは、9月19日、ツイッターで「オレは個人的にテイラー・スウィフトが彼女の版権を取り戻せるよう取り計らってみる。スクーター・ブラウンは家族の近しい友人だから」とツイートしたのだ。
カニエのこの発言に、一部テイラーファンは「ほっといてくれ」とコメントしているが、中には、カニエが本当にそれを実現してくれるよう願う声もあがっている。
果たしてカニエはテイラーの救世主となり、再び和解できるのだろうか…。