人気歌手のレディー・ガガ(34)が、数年前に経験した大変なうつの状況を赤裸々に話した。
今回レディー・ガガは、リー・コーワンのインタビュー「Sunday Morning」に登場。ガガは今年5月に最新アルバムの「クロマティカ」をリリースしたのだが、同作を制作する前には相当気分が落ち込んでいたと明かした。
「リー、正直言って私は自分をあきらめていた。有名であることを憎んでいた。スターであることを。疲弊していたし、消耗していた」と明かしたガガ。彼女は続けて「どう説明したらいいのか分からないんだけど、自分の家にあるピアノを見ると、『これが私の人生を台無しにした』って思ったの。その時期はね。私の最大の敵はレディー・ガガだった」と、スターである自分を敵だと表現した。
続けてガガは「スーパーにもいけない。家族と食事していたって誰かが席に来る」「昔は自傷行為をしていた。『見て、私は自分を切った。私は傷ついてる』ってね。だってメンタルヘルスは見えないものだから」と、自傷行為もしていたと振り返った。
何事にも全力で取り組むガガ
さらに「毎日自殺の事を考えてた。家族のため以外に、なんで生きていなきゃいけないのかがわからなかった。それが現実の思考だった、なんで頑張らなくちゃならないの?って」と、自殺をいつも考えていたと告白したガガ。
しかし、その感情は徐々に薄れていき、それでも生きていこうという気持ちや幸せが芽生えてきたという。
「リー、私は将来のわが子に誓う!これは、私がやらなくてはならないこと。歌を歌う事が。わかったのはね、生きていなくても私は曲を書く方法を知っているってこと」と、歌うという使命に生かされていると語った。
彼女は「もうレディー・ガガを憎んではいない。また自己愛を見つけたの、そんなこと二度と起こらないだろうって思ってたけど。今はピアノを見て『オーマイゴッド、私のピアノ!』って思うようになった。私をしゃべらせてくれるピアノ、ってね。私のピアノ、私のもの!」と、完全に暗闇から脱出したと明かした。