人気歌手/女優のセレーナ・ゴメスが、人気SNSのフェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグと、COOのシェリル・サンドバーグにある重要なメッセージを伝えた。
セレーナ・ゴメスといえば、過去にはインスタグラムのフォロワー数が世界一位を記録し、現在のフォロワー数も1億9000万人という驚異の数だ。“インスタ女王”とも呼ばれるセレーナであったが、SNSでのアンチコメントに嫌気がさし、時折SNSデトックスとして、自身のスマホからアプリを削除したり、投稿したいときは知人のスマホから投稿していると明かしていた。
便利な世の中である反面、SNSでの匿名による誹謗中傷の数々に悩まされる人々は有名人はもちろん、一般の人であっても実感している人も多い。
そんな中、セレーナがフェイスブックのCEOであるマーク・ザッカーバーグと、COOのシェリル・サンドバーグに直接連絡し、そのメッセージを公開した。現在インスタグラムはフェイスブックの傘下であるため、そのトップに連絡することを決意したようだ。
メールの文章には「マークとシェリルへ。セレーナです。お久しぶりです。今回は深刻な問題があって連絡しました。フェイスブックとインスタグラムは、憎悪、誤報、人種差別、偏見を広めるために使用されています。私はあなた方お二人にこれを止めることを呼びかけているのです。どうかヘイトスピーチ、暴力、誤報を広めることにフォーカスしているグループ、ユーザーたちを食い止めてください。私たちの未来はそれにかかっているのです」と、SNSの悪影響と、それにより実際起きている現状を訴えかけた。
Selena Gomez DMs Mark Zuckerberg and Sheryl Sandberg asking they help fight the spread of hate speech, misinformation and more on Facebook & Instagram:
“I am calling on you both to HELP STOP THIS…hope to hear back from you ASAP” pic.twitter.com/VGk5dbAbkK
— Pop Crave (@PopCrave) September 19, 2020
さらにセレーナは、アメリカの大統領選が50日以内であることから、今行動することへの重要性を強調。「今年は大統領選の年です。私たちは投票についての誤った情報を持つ余裕はありません。事実確認と説明責任が必要です。できるだけ早く返信をお待ちしております」と伝えた。
セレーナは「#BlackLivesMatter(黒人の命は重要)」ムーヴメントでも、自身のインスタグラムアカウントを、アフリカ系アメリカ人の人々が声をあげる場所として提供したことも話題となった。今回もセレーナは、今悪影響となっているSNSを変えるべく、トップの人々に直接連絡し、その重要性を伝えるためにも私たちにもそのメッセージを公開してくれた。
果たしてマーク・ザッカーバーグらはどのように反応するのだろうか。また改善はされるのか、今後の動きにも注目だ。