絵文字の開発を管理する団体「Unicode Consortium」が、来年に新しい絵文字を200以上追加すると発表した。各メディアが報じている。
来年に追加されるという絵文字には、現在世界中で流行している新型コロナウィルスの影響が、人々に及ぼす気持ちなどを表現しているものもあるといい、虹や元気な笑顔の絵文字などはあまり入っていないのだとか。代わりに頭が雲に包まれもやもやとした状態のものや、目がグルグルと回っているようなものがあるそう。
以下、2021年に追加予定の絵文字の一部をご紹介。
The Unicode Consortium has approved 217 new emoji that will be coming to the iPhone and iPad in 2021 pic.twitter.com/02Sc2QN3n6
— Apple Hub (@theapplehub) September 21, 2020
目がグルグルした絵文字
Just heard this emoji is coming out in 2021. how suitable pic.twitter.com/eMDIQmUHiG
— RΞZZ (@OfficialRezz) September 21, 2020
Entrepreneur誌はこの顔を「今年のニュースを20分読んだあとの顔」と表現。パンデミックや山火事、激動の政治など、手に負えない物事を目の当たりにした人々の表情かもしれない。
雲の中にある顔
英語には「うわの空」に近い意味で「Head in the clouds(頭が雲の中)」という表現がある。2020年は自宅待機やロックダウン、ソーシャルディスタンスなどがあり、自分が地上に存在しないといった感覚を味わった人もいるのでは。
ため息
これまでになかったのが意外である、ため息。見方によっては咳にも見える・・・?
治療中のハート
ハートに包帯がまかれた新しいこの絵文字は、2020年に心が傷つけられた多くの人へ向けられたものかも。回復へ向かう途中というポジティブな意味合いにとらえることができる。
各性別にヒゲのある人物(髪&肌の色も多数)
🧔 The current bearded man emoji will get a gender-inclusive overhaul in 2021
New gender-specific sequences are new in Emoji 13.1, making this more consistent with other emoji options https://t.co/QCvB3pZwKw https://t.co/PNdsPfAFvs pic.twitter.com/a0VcaXjKh9
— Emojipedia (@Emojipedia) September 19, 2020
セクシュアリティの多様化の認識がすすみ、LGBTQコミュニティへの社会的サポートがさらに必要とされている現在の世の中。この性別を取り払った、しかしヒゲのある人物はそんな社会を反映しているのかも。肌の色は数色から選ぶことができる。
色々なカップル
カップルにも様々な性別の組み合わせが登場するようで、ジェンダーニュートラル同士、女性同士、男性同士、女性と男性などの絵文字が追加される。肌の色は5種類用意してあり、キスしているバージョンもあるという。
世界の情勢や社会運動も反映する絵文字の世界。上記以外にも沢山追加される。
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