2009年に公開された人気映画『アバター』の続編で、現在制作が行われている『アバター2』。そんな中、監督のジェームズ・キャメロン(66)が、現在の状況について進捗を教えてくれた。
『アバター』は、世界興行収入が2019年(『アベンジャーズ/エンドゲーム』に抜かれる)まで1位を記録し、また初めて3D映像が劇場で大きく取り上げられた作品として大きな話題となった。そんな『アバター』の続編が現在制作中で、いったいどんなものになるのか注目が集まっている。また『アバター』の続編は当初は2作のみとされていたが、その数を4作に増やし、全5部作になったことも明らかになっている。
キャメロン監督とチームはここ数年、続編の制作に懸命に取り組んでおり、新型コロナウイルスのパンデミックのため4ヵ月の間延期を余儀なくされたが、6月から撮影を再開している。そんな中のキャメロン監督が、「2020 Austrian World Summit」の環境会議に出演し、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーとビデオ対談を行った。
パンデミックが映画の撮影にどのように影響したか聞かれると、キャメロン監督は「新型コロナウイルスはみんなを襲ったように、私たちのことも襲いました。4ヵ月半制作を中断させられました。その結果、丸一年延びて2022年12月の公開になりました。もうアナウンスされていますからね」と、明かした。
【動画】2020 Austrian World Summit: One on One with Director James Cameron
さらにキャメロン監督は「でも映画を完成させるのに1年余計にかかるわけではありませんよ。なぜなら『アバター2』を公開した日から、私たちは『アバター3』の仕上げに取り掛かりますからね」「私たちが今いる場所、ニュージーランドで撮影にとりかかっていて、残りの実写を撮影していて、あと約10%分が残っています。『アバター2』は撮影100%完了していて、『アバター3』はおよそ95%近くが完了していますよ」とコメントし、なんと『アバター3』の撮影もほぼ終えていることを報告。また監督は、撮影地ニュージーランドの徹底した新型コロナウイルス対策も称賛した。
『アバター2』は、2022年12月に劇場で公開。