大人気アニメ「サウスパーク」が、新型コロナウイルスに関する最新エピソードを公開。なんと、ここ7年間の最高視聴率を更新し、話題となっている。
「サウスパーク」は、アメリカのコメディ中心のケーブルテレビチャンネルで放送されている、切り絵風のアニメで、1997年から制作されている長寿番組だ。そのストーリーは、過激な風刺となっており、世の中の様々なできごとや政治を皮肉たっぷりに描いている。そんな同アニメが、現地時間9月30日水曜日に「ザ・パンデミック・スペシャル」というタイトルで1時間の特別番組として戻ってきた。
同エピソードでは、マスクをした住民たちが集結した広場のステージに、スタンの父ランディが登壇。「ここ数ヶ月はタフだった、シャットダウンがあって愛する人や仕事がなくなった人もいる」と新型コロナウイルスのパンデミックについて語り出す。しかし「僕は小さなビジネスをやっていてね、大麻を売っているんだけど、かなりいい感じだ」と話し、そして大麻の売り上げ上昇を喜び「パンデミック・スペシャルだ」と言い放つシーンからスタートする。また予告編では、子どもたちが通う学校にフェイスシールドをつけた警部がいることもわかる。
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この特別番組は、ViacomCBSの姉妹ブランドであるMTV、VH1、CMT、Paramount Network、TV Land、Pop TVなどでも放送された。これらのネットワークを合わせた視聴者数は220万人に達し、このエピソードの総計は400万人を超え、ここ7年間の最高視聴率を更新した。
「サウスパーク」といえば、ラストシーズンのエピソード「Banned In China」にて中国の怒りをかってしまったようで、中国国内の検閲により、インターネット上で「サウスパーク」の一部のエピソードの視聴ができなくなったことも話題となっていた。