歌手のアリアナ・グランデは数年前から、ヴィーガンとしての生活をしていると報じられている。彼女自身、SNSやインタビューでいかに動物を愛しているかを語ってきていた。
しかし彼女が10年前、ドラマ「ビクトリアス」に出演していた頃は、今とはかなり異なるライフスタイルを送っていたようだ。そしてその役柄は外見にも大きく影響していた。当時「キャット・バレンタイン」役として髪を真っ赤に染めていたアリアナ・グランデは、ポップコーンやピザなど、ジャンクフードを口にしている様子がパパラッチされている。
しかしアリアナはその後、スターへの階段を一気に駆け上がった。それにともない、生活習慣も変化したようだ。
そんなアリアナは2013年、ツイッターで「ヴィーガン(完全菜食主義者)になる」と宣言している。それから数年が経ち、アリアナは「ヴィクトリアス」以降食生活を完全に野菜のみにしたことで、ダイエットに成功したことを明かしていた。
しかしネット上では、アリアナの菜食主義を疑う声も多い。
アリアナは昨年、コーヒーチェーンのスターバックスとコラボし、新商品「クラウド(雲)・モカチート」を発表している。彼女自身もSNSに商品やスターバックスのエプロンをつけた自身の写真をアップし、プロモーションに力を入れていた。
その際アリアナは「#trythesoyversion(豆乳バージョンも試してね)」というハッシュタグを付けていたものの、この商品の成分には植物性でないものが含まれていたのだ。
商品の特徴である「クラウド(雲)」部分には卵白が使用されており、菜食主義者であればこれは受け入れられない。さらに、この商品には、粉ミルクや生クリーム、バターが使用されていたことも明らかになった。
ヴィーガンにとって、スターバックスのドリンクそのものがNGとされているわけではない。しかし完全菜食主義者となれば、食べ物や飲み物、その成分にいたるまで、植物由来でなければいけないのだ。ほんの少しでも乳製品が含まれていれば、完全菜食主義者は手に取らないだろう。
このような理由から、本当のヴィーガンだと名乗る人々はアリアナのことをヴィーガンだと認めていない。なお、アリアナとコラボした「クラウド・モカチート」を完全菜食主義者用にカスタマイズする方法はまだ分かっていない。スターバックス店員も頭を抱えていることだろう。