映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』にて初めて登場したキャラクター、ダース・モール。これまでの作品内で、彼の本名はまだ謎につつまれたままになっている。その理由が、アニメ「スター・ウォーズ/反乱者たち」の中で明かされているようだ。
ダース・モールはダース・シディアスの弟子としてつかえ、やがてシス暗黒卿となり、大きな敵となった。その後、オビ=ワン・ケノービに重症を負わされ命を落としたのではないかとされていたが、どうやら生き残っていたようで、「クローン・ウォーズ」や「スター・ウォーズ/反乱者たち」のストーリーでは重要なキャラクターとなっている。
彼の生い立ちは2018年の映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』でも描かれており、犯罪組織クリムゾン・ドーンのマスターとしてすごした過去を持つことも明らかになった。
本編で、ダース・モールは幼いころから優秀なフォースの使い手だったとされている。その能力はライトセーバーのトレーニングだけでなく、彼の持つ特徴的なタトゥーから見てもわかるものだった。そして今回のアニメ版では、そんなダース・モールの生い立ちが明らかになったのだ。
「スター・ウォーズ/反乱者たち」の舞台は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』よりもかなり前だ。その中で初期反乱軍のメンバーのエズラ・ブリッジャーに出会い、ダース・モールはかつて本当の名前を持っていたが、今はもう覚えていないことを告げられる。
シスとなるべく育て上げられたことで、昔の自分を忘れてしまったのだ。そして長きに渡り「ダース・モール」と名乗り続けたことにより、その名が唯一のアイデンティティとなってしまった。こうして、『スター・ウォーズ』シリーズにおいて、ダース・モールの本名が語られることはなくなったのだった。