人気歌手のビリー・アイリッシュ（18）、元サッカー選手のデヴィッド・ベッカム、女優のメイジー・ウィリアムズらが、イギリスの著名な動物学者、植物学者、作家のデヴィッド・アッテンボロー（94）氏に質問を投げかけるという動画が公開された。
アッテンボロー氏との対談
（ビリーの質問は1分5秒くらいから）
デヴィッド・アッテンボローの最新のドキュメンタリー映画『地球に暮らす命（原題：David Attenborough: A Life On Our Planet）』は10月4日、ネットフリックスにて公開。生態系ドキュメンタリーを数多く手がけた彼が、地球における生命の進化の歴史を振り返り、失われていく野性を憂い、未来にむけて何ができるかを問う作品だ。
同作のプロモーションの一部として、アッテンボロー氏と各界の著名人が、この地球や気候変動なのについてオンラインで質問をするという動画が公開された。
この動画に出演したビリー・アイリッシュは、アッテンボロー氏に対し「動物が減っていて、多くの種が絶滅しているということに個人的な感情としてどう向き合っている？そして人間として、それ（絶滅）に関してどう対応している？」と質問した。するとアッテンボロー氏は「追い詰められていると感じている。僕が最も圧倒されたと感じた自然界の景色は、サンゴの中でダイビングをしたときだ。新しい世界で、美しさと複雑さ、不思議さの世界だった。しかし数年後そのサンゴを見に行ったら、まるで“お墓”を見ているようだった」と、数年で美しい自然が死に絶えている姿を目の当たりにしたことを告白。「真っ白で全て死んでいた。私たち人間が作り出した高い気温のせいで。ひどい光景だったよ」と語った。
デヴィッド・ベッカムはアッテンボロー氏に対し「未来を生きる僕たちの子供世代に、メッセージがあるとしたら何ですか？」と質問。するとアッテンボロー氏は「自然界の面倒をよく見てほしい。動物たちのことを大切にし、食べ物や電化製品などの物を無駄にしないで」と呼びかけた。
