マーベル映画『キャプテン・アメリカ』で主人公を演じた俳優のクリス・エヴァンスが、実際の米国リーダーであるドナルド・トランプ大統領の発言に対し批判コメントをした。
ドナルド・トランプ大統領は先日、新型コロナウィルスの検査で陽性が出たことが世界中で大きく取り上げられた。大統領はすぐにWalter Reed Medical Centerに入院していたが、米時間10月5日に退院するとツイッターにて発表。トランプ氏は「かなり良くなった!新型コロナウィルスを恐れるな。それに君の人生を支配されるな。トランプ政権のもと、私たちはとてもいい薬と知識を開発した。20年前よりも体調がいい!」と投稿したのだ。
I will be leaving the great Walter Reed Medical Center today at 6:30 P.M. Feeling really good! Don’t be afraid of Covid. Don’t let it dominate your life. We have developed, under the Trump Administration, some really great drugs & knowledge. I feel better than I did 20 years ago!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 5, 2020
これに対し、クリス・エヴァンスが反論。彼は「“コロナを恐れるな”だって!?君(トランプ)は最高の医師に24時間体制で囲まれ、最高の薬を与えられていたじゃないか。全ての人がそんな治療を受けられるって本当に思っているのか?」とトランプのツイートに返信。
さらに「悲しいが、君はこの格差に気付いているんだよね。気にも留めないだけだ。衝撃レベルで無謀なことだよ。君自身にとってもね」と、トランプと国民の格差について指摘した。
クリスは以前より政治に関し積極的に発言してきている。11月に行われる予定の米大統領選に関しても、投票や投票者登録をしようと呼びかけてきた。また反トランプ派としても知られている。
今年4月には、政治的なウェブサイト「A Starting Point」を立ち上げたことも話題となった。同サイトでは、様々な問題に対して異なる政治的意見を議論する様子をまとめた短い動画を公開している。