映画『トワイライト』や新『チャーリーズ・エンジェル』など出演で知られる俳優クリステン・スチュワートが、性的マイノリティである自身のセクシュアリティについて“話さなければならない”というプレッシャーがあったと語った。
クリステン・スチュワートは、米で11月に公開予定のレズビアンカップルを主役にした映画『ハッピエスト・シーズン』にて、マッケンジー・デイヴィスとともに主演を務めた。今回、In Styleのインタビューにて、同作とクリステン自身の繋がりを語った。
彼女は「私が初めて女性と付き合ったとき、すぐに“あなたってレズビアンなの?”って聞かれた。もう『ちょっと、私まだ21歳だよ!』って感じだったよ。私はゲイであることを恥じているわけじゃないけど、公にするのは好きじゃなかった。そのせいで付き合っていた人を傷つけたこともあるかもしれない」と、セクシュアリティを明らかにするようプレッシャーを感じていたと話した。
「前回の恋愛はストレート(クリステンが男性を好きであること)だったけど、それでも写真を撮られないようにすべてを尽くした。だからクィア(性的マイノリティ)を代表するみたいなことって、当時私は理解していなかったんだと思う」と話たクリステン。若い時代にバイセクシュアルや性的マイノリティを代表するような行動はできなかったという。
しかし世間は彼女のセクシュアリティに「名前」をつけようと追いかけた。クリステンは、今では自分のアイデンティティに悩む同じLGBTQコミュニティにとっての良いお手本になる機会であると気づいたという。
クリステンは「子供の頃は個人的に屈辱だと感じていた。でも今は大切なことだと思っている。私のする行動が、苦しんでいる誰かの悩みを取り払うかもしれないと思うと嬉しい。まじで最高だよね。私の時代にはなかった形で、今の子どもたちが成長できる姿を見ると、スキップしちゃうくらいね」と、似た悩みを持つ人を救えることが嬉しいと語った。
2019年のインタビューでは、「ガールフレンドの手をつないであるかなければ、マーベル映画にも出られるかもよ」と周りに言われたことがあると明かしているクリステン。しかしその当時は「そんな(偏見の目で見るような)人とは働きたくない」とはっきり言っている。