エリザベス女王の孫に当たる、イギリスのユージェニー・オブ・ヨーク王女が、人気歌手で女優のセレーナ・ゴメスのある行動に感銘を受けたようだ。
先日、セレーナ・ゴメスは、自身の太ももにある傷をインスタグラムで公開した。セレーナといえば、持病の自己免疫疾患のループス(全身エリテマトーデス)の治療の一環として、2017年の夏に腎臓移植手術をしていたことを公表。手術でセレーナの右の脚の付け根部分には傷跡が残り、しばらくはそれを見えない服を着るようにしていたという。
そんなセレーナであったが、友人であるテレサ・マリー・ミンガスのブランド「LA’MARIETTE」の水着姿で、この傷跡を堂々と公開。「腎臓移植手術を受けた時、最初は傷跡を見せることにかなりためらいがあったのを覚えてる。写真で撮られたくなかったから、この傷部分を覆い隠すものを着たの。でも今では、自分が何者であるか、自分が経験したことに自信をもっているし、誇りに思っているの」と書きつづり、今では傷跡も誇りに思っていると書きつづった。
セレーナのこの写真とパワフルなメッセージにファンたちはもちろん、多くの人々が感動した。
さらに、イギリスのユージェニー王女もセレーナのこの投稿を絶賛。自身のインスタグラムのストーリーでセレーナの写真を投稿し「これはセレーナ・ゴメスが、自分が何者であるか、そして傷跡を見せるのが難しいと感じた後、彼女が何を経験したかについて自信を持っていることを示していて、これは本当にクールだと思いました。自分たちの個性を誇りに思いましょう」と書きつづった。
Princess Eugenie praises @SelenaGomez for sharing her scar in a sweet post on her Instagram Stories. 🤍 pic.twitter.com/SiGOjr3liA
— Pop Crave (@PopCrave) October 10, 2020
実はユージェニー王女は12歳の時、脊柱側弯(そくわん)症の治療のため大きな手術をし、今も首の後ろから背中にかけて手術の傷跡が残っている。しかし王女はこれを隠すことはなく、2018年の自身の結婚式では、あえてその傷跡が見えるウェディングドレスを着用し、その姿に称賛の声が集まっていた。
セレーナやユージェニー王女らの行動により、今後は人々が傷跡を恥じらって隠すのではなく、それを一つの個性、自分らしさとして誇りに思えるようになっていくかもしれない。