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マライア・キャリー、息子モロッカン君が人種差別によりイジめられていたことを告白

マライア・キャリーと、息子モロッカン MUSIC/ARTISTS
マライア・キャリーと、息子モロッカン

歌手のマライア・キャリーが、人種差別の経験について明らかにした。

マライア・キャリーは10月8日、米トーク番組「Watch What Happens Live With Andy Cohen」に登場。9歳になる息子のモロッカン君が巻き込まれた、ある出来事について振り返った。

マライアが告白したのは、話題が自身の自伝本「The Meaning of Mariah Carey」の話に移った時のことだ。マライアは息子のモロッカン君と、双子の妹モンローちゃんに対して、本の中のあるチャプターを読み聞かせているという。

そのチャプターにはマライアが体験した人種差別に関する内容が書かれており、マライアはこの部分を読み聞かせることによって、子供たちに「状況を深く理解し、最終的に状況そのものにうまく対処できるよう知識を蓄えてほしい」と語った。そして、「なぜなら、とても難しいことだからよ。モロッカンは前日まで友人だと信じていた白人至上主義の人物から、翌日になって突然いじめられたことがある。おかしな話だけど、これが私たちの生きる世界なのよ」と付け加えた。

さらに幼少期を振り返ったマライアは、アフリカ系アメリカ人の父とアイルランド系アメリカ人の母を持ったことにより経験した辛い出来事についても明かした。

最もトラウマになっているのは、家族の絵を描くという宿題を与えられた時だったという。彼女はクラスメイトから、黒人の父親を描く際に使ったクレヨンについて、「色の使い方を間違えている」と指摘されたそうだ。

また、自宅に友人を招いた際、マライアの父親が黒人であることを初めて知り、泣き出してしまったというエピソードも明かした。マライアは、「父はとても華やかで背が高く、まるで映画スターのような人よ。こんなことが起こってしまうと、あらゆる物事への見方が変わってしまう。これは一生かかる戦いだと思っているわ」と語った。

 

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