人気歌手のデミ・ロヴァートが、政治へのメッセージを込めた新曲「Commander In Chief」に対するバッシングに反論した。
デミー・ロヴァートは10月14日に新曲「Commander In Chief」をリリース。タイトルは「最高司令官」を意味し、混乱のアメリカの現状を歌う楽曲となっている。
歌詞には「幼いころに教わったことある?勝手に物事を台無しにすると、それをなかったことにできる?私だけじゃない。あなたが紡いだすべての物語に影響を受け、憤慨した。私は幸運な人間。だって十分なくらい苦しんだ人々はたくさんいるから。彼らは十分に苦しんだでしょう?でもあなたは満足しない。個人的な利益のためにシステムをシャットダウンする。やられたらやり返し、雨を祈ってる。あなたは人々の痛みに興奮しているの?私たちはゲームの駒じゃないの」「最高司令官、正直言って、あなたがすることをもし私がしたら、寝ることさえもできないよ。真実さえも知っているの?あなたが利益を得ている間、私たちは危機的状況にあり、人々は死んでいる。最高司令官、それでもどう感じる?呼吸はできる?」と、来月に迫る大統領選挙を意識し、ドナルド・トランプ大統領を批判するメッセージを込めた歌詞となっている。
【音源】Demi Lovato – Commander In Chief (Audio)
デミの政治的信念をよく思わない一部の人々は、この歌をバッシング。それに対しデミは、CNNのインタビューの中で反論した。
デミは「もし何かすれば批判されるし、何もしなくてもまた批判される。テイラー・スウィフトがまさにその完璧な例よね。彼女は何年もの間、政治的な発言をしなかったことでバッシングされた。そして今は政治的発言を積極的にするようになったけど、今度はそれに不満を持っている人もいる」と、人気歌手のテイラー・スウィフトを例に出しコメントした。テイラーもこれまでは政治発言をしなかったが、近年はファンたちに政治的見解をシェアするようになり、ドナルド・トランプ大統領のことを痛烈批判している。
またデミは、トランプ大統領について聞かれると、「大統領に手紙を書いたり、彼と座って質問したいと思ったことが何度もあった。でも実際そういうことはしたくないと思ったの。私ができる方法の一つは、曲を書いて全世界に公開すること。そうすれば、彼はそれらの質問に、私だけでなくすべての人たちに対して答えなければならないからね」と語った。
さらにデミは選挙の重要性も主張。「私たちの声を届けることはとても重要なことなので、立ち上がって投票しなければいけないの」「正直、私にとってあなたが共和党員であろうと民主党員であろうと関係ない。とにかく投票に行って」と呼びかけた。