人気SFアクションシリーズ『メイズ・ランナー』にて主演を務めていたディラン・オブライエンが最終作『メイズ・ランナー: 最期の迷宮(原題:Maze Runner: The Death Cure)』の撮影中に起こった壮絶な事故と手術について振り返った。
ディランは2016年3月、『メイズ・ランナー: 最期の迷宮』でスタントの撮影中に重傷を負った。彼の事故により撮影は無期限で中断されたが、その後、ディランが回復した2017年3月に撮影が再開され、無事に公開を迎えた。ディランの事故の詳細など、明確な情報は明らかになっていない。
先日、Deadlineのインタビューに応えたディラン。彼は、「僕の人生の多くが変わってしまったし、大変だった。僕のキャリアでも多くのことが変化したんだ。しばらくはそれと闘っていて、すごく自分が“壊れている”と感じてパニックに陥った」と当時の出来事を振り返った。
ディランは、新作ミステリー『The Education Of Fredrick Fitzell(原題)』に出演が決定している。クリストファー・マクブライドが監督を務めたこの映画は、ディランが演じる青年が「実存的な危機」に直面し、「比喩的に彼の過去へと旅立つ」という物語だ。本作についてディランは「この映画は、人生の次のステージに向けて悩んでいる男を取り囲んでいて、そしてその男はとてつもなく大きな喪失感に直面している。僕はそのアイデアが気に入った。とても人間味のある話だよね」とコメントし、さらには事故の後に持っていた感情と、新作映画の制作中に経験した感情は、ある程度相関関係があると説明した。
さらに事故からの回復は簡単なものではなく、長い道のりだったとも語ったディラン。「みんなが思っている以上に、そこから立ち直るまでの道のりは険しく長いものだったんだ」とコメント。事故により人生が大きく変わったディラン。過去に打ち勝った彼が出演する映画に、今後も注目だ。彼は米公開されたばかりのパラマウント映画『Love and Monsters(原題)』にも出演している。