NETFLIXが、自社制作のオリジナル番組「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」と、「Marvel パニッシャー」の打ち切りを発表。これにてNETFLIXがこれまで展開してきた、マーベル原作番組シリーズの完全終了が決定した。
Deadlineへの発表によれば、「パニッシャー」はすでに配信済みの2シーズンで完結。シーズン3の更新がないと明らかになった。「ショーランナーのスティーヴ・ライトフット、素晴らしいクルー、主演ジョン・バーンサルを含み、出会い難いキャストが、称賛と注目に値する番組を世に送り出しました」とのコメントを発表している。
片や「ジェシカ・ジョーンズ」は、今後配信されるシーズン3が、番組にとって最終シーズンになるとのこと。配信時期は2019年中を予定している。
これでNETFLIXは、先に発表した「Marvel アイアン・フィスト」(シーズン2)、「Marvel ルーク・ケイジ」(シーズン2)、「Marvel デアデビル」(シーズン3)に続き、自社で制作していたマーベル原作番組をすべて打ち切ったことになる。
同社は「5年におよぶ、マーベルとの実り多いパートナーシップに感謝しており、シリーズ開始からついてきてくれたファンの情熱にも、御礼申し上げます」との声明を明らかにしている。
そのかたわら、マーベルTV部門トップとして、NETFLIX制作番組に関わってきたジェフ・ローブは、「われわれのネットワークパートナーは、これ以上、素晴らしいキャラクターたちの物語を続けないことを決定したけれど、マーベルはそれ以上の存在だって知っているでしょ?」と、シリーズの継続を示唆。「To be continued…!(続く)」とのメッセージを明らかにした。
「デアデビル」をはじめ、人気の高いマーベル原作コンテンツをNETFLIXが打ち切った理由は、NETFLIXとディズニーの関係に原因があると見られている。これまでディズニー、ABCスタジオと組んで、シリーズを展開してきたNETFLIXだが、ディズニーが自社の配信サービス「Disney+」をローンチすることで事情が一変。両社はいまや敵対する競合関係となり、コンテンツ提供を避けたいディズニーと、自社で作品を保有したいNETFLIXの考えが一致したためと考えられている。
一方で、「ウォルト・ディズニー・カンパニー」国際部の代表ケヴィン・メイヤーは、今後、ローンチする同社の配信サービスにて、各シリーズを復活させる可能性を否定していない。メイヤーは、「デアデビル」が打ち切られたタイミングで行われたインタビューにて、シリーズに「かなりハイクオリティの番組」との高い評価を下している。「現時点で話し合いは設けていないが、可能性はある」と、番組継続へ光明を示していた。
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