先日、コメディアンのジョー・ローガンが司会を務めるポッドキャスト番組に出演したラッパーのカニエ・ウェストが、約3時間にもおよぶロングインタビューに答えた。
番組内でカニエ・ウェストは、今年の米大統領選への出馬を表明したことについて「神様がオレに『大統領になれ』と言ったんだ」と語り「この神からのお告げは、オレに『自由な世界のリーダーになれ』と言う意味だったと信じている」と付け加えた。
さらに、「オレはヒップホップ界では多くのオーディエンスの前に立つアーティストであり、インフルエンサーであり、有名人であり、また家の中では父親であり夫だ。それでもトップの椅子に座るには、今が絶好のチャンスだという直感があった。俺はトランプを引きずり下ろすつもりも、バイデンを打ち負かすつもりもない。ただ、神にそうするよう言われただけなんだ」と続けている。
さらにインタビュー後半では、カニエ自身が新型コロナウイルスとの戦いに苦しんだことを明かし、これが大統領選への出馬表明の遅れにつながったとした。カニエは今年7月4日に出馬を表明している。
「なぜ出馬表明がこんなに遅れたかって?新型コロナウイルスさ」と語り始めたカニエは、「新型コロナにかかったんだ。家でひたすら自粛生活を送っていて、その間は、いとこが出馬のために何を準備するべきかメールしてくれていたんだ。でも、とにかく体の震えが止まらなくて、熱いシャワーを浴びたりスープを飲んだりしていたから、大統領選どころじゃなくて。新型コロナウイルスで全て投げなさなければいけなくなった。みんなの計画もね。でも、それからオレの心に神からのお告げがあったんだ」と語った。
なお、カニエはこれまでの選挙活動で約600万ドル(約6億3700万円)を費やしていると報じられている。
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