ドラマ「フレンズ」で大ブレイクした女優のジェニファー・アニストンが、現在大統領選に出馬しているラッパーのカニエ・ウェストに投票しないようファンに呼びかけた。これに対し、カニエ本人がリアクションをしている。
11月3日にいよいよ行われるアメリカ合衆国大統領選挙。現在の大統領である共和党のドナルド・トランプ氏と、民主党で前副大統領であるジョー・バイデン氏が討論会などを開きバトルが繰り広げられている。著名人の中にはトランプを批判し、バイデンを支持すると声を挙げている人も少なくない。
ジェニファー・アニストンは10月24日、インスタグラムにて郵送投票をしたことを報告。彼女もバイデンと副大統領候補のカマラ・ハリス氏に投票したと明かし「だって今この国は、今までのどんな時よりも分断されているから。今はたった数人の男性が、女性が自分たちの体に対してできること、できないことを決めている」「現在の大統領は、人種差別は問題ではないと言った。彼は繰り返し、堂々と科学を無視した。そのせいで多くの人が亡くなった」と、ドナルド・トランプ大統領を批判した。
「人間の権利平等のため、良識のために投票しよう」と呼びかけたジェニファー。すると最後には「追伸:カニエに投票するのは笑えないよ。他にどう言っていいかわからないけど。責任を持ってね」と、同じく出馬しているラッパーのカニエ・ウェストに投票しないように書いたのだ。
カニエは、このジェニファーの発言を記事にした媒体をスクリーンショットし「ワオ。あのRoganのインタビューがみんなを動揺させたかな。レッツゴー!」と投稿(現在は削除)。Roganのインタビューとは、カニエが以前に受けた3時間にも及ぶ「The Rogan Experience」でのインタビューのことだ。
カニエのリアクションを見ると、ジェニファーに対しそこまで怒ってはいない様子。ジェニファーは現在トランプ派かバイデン派に分かれて大接戦となっているアメリカで、貴重な一票をおそらく当選する確率の少ないカニエに使わないでといったメッセージを込めていたと思われる。
11月3日に行われる米大統領選。セレーナ・ゴメスやライアン・レイノルズ&ブレイク・ライブリー夫妻、レディー・ガガなど多くの著名人も投票を済ませたことを報告し、またファンにも投票するよう呼びかけている。