マーベル・スタジオの、新作映画『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』の主要の撮影が全て完了したようだ。ScreenRantが報じている。
2019年のフェーズ4の一環として発表された同作。主人公を演じる中国出身でカナダ籍の俳優シム・リウが主演に大抜擢された。彼は、キャスティングされてから1年も経たないうちに、2020年初頭にオーストラリアで『シャン・チー』の撮影をスタートさせていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で中止に。数ヶ月後に撮影が再開され、現在は主要な撮影が正式に終了し、2021年7月の公開に向けて十分な時間が与えられた。
撮影が始まった頃、デスティン・クレット監督は自己隔離し新型コロナウイルスの検査を受けたと報じられていたが、これは後に誤報だったことが判明した。
主演のシムはインスタグラムのアカウントにて、撮影が完了したことをファンに報告。映画の公式のジャケットを着用した彼は、「この撮影は、この撮影は他に類を見ないマラソンだった。4ヶ月間の大規模な休止期間を経て、世界が完全に、そして取り返しのつかないほど変化したね。何百人ものクルーの健康と安全を第一に考えた上で、7月にようやく撮影に復帰したんだ。数週間の間、僕たちは現場での安全を最優先に考え、マスクや頻繁な消毒から、迅速なテストに至るまで、すべてのスタッフが“犠牲”になった。でも最終的には?40,000回以上のコロナのテストを行ったけど、一度も陽性反応はなかったんだ。照明から音響、スクリーンの後ろ、そして前に至るまで、私はこのクルーをとても誇りに思う」とコメントした。
『Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(原題)』の米公開予定は2021年7月9日だ。