米人気歌手ビリー・アイリッシュ(18)が、米ドナルド・トランプ大統領政権から「この国を破壊している」などと批判されていたことが、今回リークした書面で明らかとなった。ワシントン・ポストが報じている。
10月29日、ワシントン・ポストは「トランプ政権が多くのセレブレティを使い、公共医療のキャンペーンを展開する計画があった」と報道。これは11月3日に行われる大統領選挙に勝つためのPRのひとつであったと思われる。
“公共医療”のような問題は、どの政党支持者であろうと関係なくフェアに議論されるべきトピックだ。
しかし今回リークした文書では、単に「トランプのサポーターではないから」という理由でこのキャンペーンに“起用しないセレブ”の名やその理由も書かれていた。起用しない著名人リストの一人が、今大人気のビリー・アイリッシュであった。
文書では「ビリー・アイリッシュはこの国、そして私たちが大切にしていること全てを破壊している」と書いてあったという。
ビリーは以前よりトランプ政権に対し異議の声を挙げており、今年8月に開催された「民主党全国大会」では「ドナルド・トランプはこの国、そして私たちが大切にしていること全てを破壊している」と話した。今回政権からリークしたビリーの批判の文章は、彼女の言葉をそっくりそのまま返したということになる。
また歌手/女優のジェニファー・ロペスや映画『40歳の童貞男』監督のジャド・アパトーも、「過去にトランプ政権を批判した」といった理由で“起用しないリスト”に載っていたという。
同誌によると少なくとも247人ものセレブがキャンペーンへの起用を検討され、そのうち10人人が決定した。起用されたのはデニス・クエイド、マーク・アンソニー、エンリケ・イグレシアス、ビリー・レイ・サイラス、ミランダ・ランバート、ガース・ブルックス、ドウェイン・ウェイド、ドクター・オズ、シー・シー・ワイナンズ、シューレム・レンマーであった。