人気スパイ映画シリーズ『007』の初代ジェームズ・ボンド役で知られる俳優のショーン・コネリーが死去した。90歳であった。
ショーン・コネリーはイギリス・スコットランド出身の俳優で、1962年に公開された『007』シリーズの最初の作品『007 ドクター・ノオ』でジェームズ・ボンド役に抜擢され、世界的な人気俳優に。そして『ロシアより愛をこめて』『ゴールドフィンガー』『サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『ダイアモンドは永遠に』『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の計7作品に出演を果たした。
また『007』シリーズ以外にも、『史上最大の作戦』『オリエント急行殺人事件』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』など数々の作品に出演。1987年には『アンタッチャブル』で主人公を助ける警官役で、アカデミー助演男優賞や、ゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞した。そして2000年には、エリザベス女王からナイトの爵位を受けた。
長年映画界で活躍し続けたショーン・コネリーは、滞在先の大西洋の島国バハマで死去したと10月31日に遺族によって発表された。彼が亡くなった日時や死因などは伝えられていない。
スコットランドのニコラ・スタージョン自治政府首相は、10月31日、報道を受けツイッターで「ショーン・コネリーさんが亡くなったと今朝聞き、とても胸が痛みます」「ショーンさんはエディンバラの労働者階級に生まれ、その才能と真摯な努力により、国際的な映画俳優、世界で最も優れた俳優の一人となりました」「ショーンさんは生涯においてスコットランド独立を支持し、彼には多大な感謝の念を抱いています」と長文で書きつづり、彼のことを悼んだ。
