米フロリダ州のディズニー・ワールドが、新型コロナウイルスのパンデミックによる厳しい財政的打撃により、年末までに1万1350人の従業員を解雇することが明らかになった。ABCが伝えている。
米フロリダ州とカリフォルニア州において、合計2万8000人の従業員が一時解雇されることが先月発表された。その従業員のうち1万903人はディズニー・ワールドのテーマパーク内や、ウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツで働いていた人たちであったという。木曜には、マジック・キングダムの組合員と非組合員の合計52人を解雇するための書類を提出したという。
また先週、ライブシアターの俳優とステージマネジャーを代表する全米労働同盟の「The Actors’ Equity Association」は、ウォルト・ディズニー・ワールドで働く780人のうち、720人もが職を失ったと声明を発表していた。
ウォルト・ディズニー社は、新型コロナウイルスの影響により、今年3月から全てのテーマパークを休園。その後上海や日本といった一部パークや、フロリダのディズニー・ワールドも一部エリアだけ、入場制限をかけながら再開したが、5000億円の巨額の赤字となっていると伝えられている。
アメリカでは10月30日に報告された、新型コロナウイルスの新たな感染者数は、なんと過去最高の9万9321人であると報じられたばかり。これから寒くなることや、サンクスギビングやクリスマスシーズンでまた人の外出も増えることから、感染者のさらなる増加が心配されている。
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