ディズニーは、ライアン・レイノルズが主演を務める『フリー・ガイ』とミステリー作品『ナイル殺人事件』の米公開を延期することを発表した。Varietyが報じている。
『フリー・ガイ』は12月11日、『ナイル殺人事件』は12月18日にアメリカで公開される予定だった。今回延期が発表されたものの、新たな日程は今のところ未定である。
今回の延期は、映画館にとっても大打撃。現在のところ、ガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン 1984』が、今年の冬に公開される唯一の超大作となっている。現在、新型コロナウイルスのパンデミックによる被害は拡大しており、ロサンゼルスやニューヨークなど映画の主要な市場では未だ映画館が閉鎖状態にある。この先、映画業界の行末に不安の声が集まっている。
アガサ・クリスティの傑作ミステリーの映画化『ナイル殺人事件』は、前作『オリエント急行殺人事件』に続きケネス・ブラナーが監督・主演を務める。共演は、『ワンダーウーマン』(17)で一躍時の人となったガル・ガドットや、『ローン・レンジャー』(13)、『君の名前で僕を呼んで』(17)のアーミー・ハマー、そして製作総指揮にはリドリー・スコットがあたるなど、ハリウッドを代表する豪華なキャスト/スタッフ陣が集結。
『フリー・ガイ』は、何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡すぎる新キャラクターに挑む物語。脚本は「アベンジャーズ」や「レディ・プレイヤー1」のザック・ペンと「クリスマス・クロニクル」のマット・リーバーマン。音楽は「アナと雪の女王」シリーズのクリストフ・ベック。共演は、「キリング・イヴ/Killing Eve」でテレビ界最高峰の栄誉となるエミー賞主演女優賞を獲得した新進気鋭のジョディ・カマーをはじめ、「ジョジョ・ラビット」で監督・脚本・出演の三役をこなし見事アカデミー賞Rを受賞したタイカ・ワイティティ、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のスティーブ役で人気急上昇のジョー・キーリーなど多彩なキャストが集結している。本作に関しては、日本の公開日は来年の1月8日(金)となっているが、変更も大いにあり得そうだ・・・。