先日、『ファンタスティック・ビースト』の最新作『ファンタスティック・ビースト3(原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them 3)』の降板を表明したジョニー・デップ。彼は、降板が決定する前、本作のワンシーンだけ撮影に参加していたのだが、そのギャラに注目が集まっている。
ScreenRantによると、ジョニーは、契約時の満額である1000万ドル(約10億円)以上を受け取ることになるという。ジョニーの契約は、映画が製作されなかったり、役が再度キャスティングされた場合でも、全額の給料を支払わなければならないと規定されているという。ハリウッドの大物スターにはよくある、ペイ・オア・プレイ契約と呼ばれているものだ。
ジョニーは同シリーズの2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に出演し、最大の黒幕である魔法使いゲラート・グリンデルバルドを好演。最新作にも登場する予定だった。しかし、ジョニーの元妻であるアンバーがジョニーの家庭内暴力を告発したことから、その当時から物議を醸していた。
ワーナー・ブラザースと、ハリー・ポッターの作家兼ファンタスティック・ビーストの脚本家であるJ.K.ローリングは、ジョニーを支持していたものの、今年7月に行われた英メディア「ザ・サン」誌に対する名誉毀損裁判にジョニーが敗訴。その後、ワーナー・ブラザーズがジョニーに“辞任するように頼んだ(彼を解雇したが、平和的に去るようにジョニーに選択肢を与えた)”後、ジョニーは自ら『ファンタスティック・ビースト』シリーズから去ることを表明したと報道されている。
ジョニーが演じたゲラート・グリンデルバルド役は、再度キャスティングされることが決定している。果たして、ジョニーの後任となる俳優は誰なのだろうか・・・。