米ワーナー・ブラザーズは、『ファンタスティック・ビースト』の最新作『ファンタスティック・ビースト3(原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them 3)』の新たな米公開予定日を2022年7月15日に決定した。Varietyなどが報じている。
本作は当初、2020年春からブラジルのリオ・デ・ジャネイロにて撮影が開始される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響により、スタジオは度重なる延期を決定していた。現在、イギリスで制作を再開した本作だが、最大の黒幕である魔法使いゲラート・グリンデルバルドを演じていたジョニー・デップが降板を表明し、世間に衝撃が走った。しかし、ジョニーが出演するシーンは、これまでにワンシーンのみしか撮影されていないため、彼の降板が映画の製作スケジュールを大幅に変更するとは予想されていない。また、ゲラート・グリンデルバルドは再キャスティングされることが決定されているが、ジョニーの後任は誰になるかは今のところ不明だ。
ジョニーは、今年7月に行われた英メディア「ザ・サン」誌に対する名誉毀損裁判に敗訴。Coliderが報じたところによると、ジョニーは、ワーナー・ブラザーズが彼に“辞任するように頼んだ(彼を解雇したが、平和的に去るようにジョニーに選択肢を与えた)”後、自ら『ファンタスティック・ビースト』シリーズから去ることを表明したという。
ジョニーは自身のインスタグラムで声明文を投稿した。敗訴が決まってから、特にサポートのメッセージがあったようで、ジョニーは感謝の意を表した。そしてワーナー・ブラザーズに辞任を求められたと綴った。敗訴の結果に不服だったジョニーは上訴することを決意している。
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同シリーズの第一弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 (原題:Fantastic Beasts And Where To Find Them)』は、全世界の興行収入で8億ドルの大ヒットを記録。この続作は、全世界で6億5,400万ドルの劇場興行収入を記録しているため、続編にも期待が高まっている。