2005年から放送を開始し大ヒットしたドラマ「プリズン・ブレイク」にて、主人公マイケル・スコフィールド役を演じたウェントワース・ミラー(48)。ゲイであることを公表している彼が、今後はストレート(LGBTQコミュニティに属さない人たち)の役を引き受けることはないと断言した。
「プリズン・ブレイク」は2005年~2009年まで4シーズンに渡り放送し、絶大な人気を誇った。主人公を演じたウェントワース・ミラーはその名を世間に知られ、2005年のゴールデングローブ賞にもノミネートされた。その後はドラマ「THE FLASH/フラッシュ」や「レジェンド・オブ・トゥモロー」などに出演したり、また脚本家としても活動している。
ウェントワースは、2013年にゲイであることをカミングアウトした。
そんな彼は先日、自身のインスタグラムを更新。自分のアカウントに批判などネガティブなコメントが多く書き込まれていることについて「自分のことは心配していない。僕はこの場所(SNS)で“イジメられっ子”になるわけがない。パワーに溢れているから。『削除。ブロック。探偵』って感じだね」と、アンチコメントは気にも留めていないと書いた。
しかし、他に気になることがあるようで、「でも僕はここを見に来てくれる性的マイノリティーの子たちへの責任は真剣に考えている。最近カミングアウトした子とか、模索中の子とか・・・その子たちにクソみたいな体験をしてほしくない」と、LGBTQコミュニティーのファンを守りたいという。
以前よりファンに期待されていた「プリズン・ブレイク」への復帰に関して「関連することとして・・・僕は『プリズン・ブレイク』はもうやらない。正式にだ。SNSで盛り上がっていないからじゃない。僕はただ、ストレートの役を演じたくないんだ。彼らの話はもう何度も語られているでしょ。だからマイケル(役名)はもうない。もし君がドラマのファンで続編を期待していたなら・・・がっかりしてるよね。ごめん」と、マイケル役に復帰する可能性はないと断言した。
最後に「もしあなたが、ゲイの僕によって演じられた架空のストレートキャラに恋をしていしまっていたなら・・・それは君のせいだよ。WM」と書き締めくくった。
ファンにとっては寂しいが、ウェントワースは自分の道を決断したようだ。