人気歌手で女優のセレーナ・ゴメスが、新作映画でクィアの有名女性登山家シルヴィア・ヴァスケス・ラバードを演じることが明らかになった。米Varietyなどが伝えている。
シルヴィア・ヴァスケス・ラバードはペルー系アメリカ人の探検家、登山家、社会起業家、技術者。2018年6月、シルヴィアは七大陸最高峰(エベレスト含む、地球上にある7つの各大陸、厳密には大州で2番目に標高が高い山の総称)を達成した初のクィアの女性となった。またシルヴィアは性的虐待と人身売買の生存者を支援する非営利団体「Courageous Girls」の創設者でもあり、虐待の生存者のためにエベレスト・ベース・キャンプへの遠足も企画した。彼女の著書「In the Shadow of the Mountain」は2022年に出版される予定だ。
今回、セレーナ・ゴメスは自身の制作会社「July Moon Productions」を通じて、「In the Shadow of the Mountain」を映画としてプロデュースし、そして主演も務めることとなった。
ほかにも映画プロデューサーのスコット・バドニック、アカデミー賞作品賞受賞経験がある映画プロデューサーのドナ・ジグリオッティらが参加。また著者のシルヴィアと著作家のララ・ラブ・ハーディンが製作総指揮を務めるという。また映画『リトル・バード 164マイルの恋』で脚本、監督を務めた、エルギン・ジェームズが本作で脚本、監督を務めるという。
シルヴィアはインスタグラムで、セレーナと自身の写真を並べて投稿。「この10ヵ月に渡り制作してきた作品のニュースを共有できとても光栄で感謝しています」「勇敢で才能にあふれたすばらしいセレーナ・ゴメスが、主役とプロデュースを務めてくれることがとても光栄で感動しています」と、セレーナはじめ、製作にかかわっている人々、そして家族へ感謝のメッセージを送っている。