歌手のデュア・リパが、デビュー当時に受けた批判とそれによりわずらった精神的な問題について告白した。
先日Attitude誌のインタビューに答えたデュア・リパは、過去に受けた批判が自身に与えた影響について「最初のCDをリリースした後、ものすごい量の批判を受けたの。暴言がひどすぎて精神的に不安定になったし、怒りも覚えたし、楽曲が良くなかったんじゃないかと思ったし、私は歌手に向いていないんじゃないかとさえ思ったの」と明かした。
リパは当時の心境について、不安になりすぎるあまり大勢の前でパフォーマンスする際に、彼らが自分をからかいにきているんじゃないかと疑心暗鬼になったこともあるそうだ。
リパは、「特に最初のころは、ミュージックビデオを見たり歌を聞いたわけでもないのに『ああ、彼女はステージに向いてないよ』なんて言われたこともあったわ」と語り、「ほんの短い期間だったけど、精神的に傷ついたの。ステージに上がって、それを撮影している人たちがいると、『彼らは保存しておきたいから撮ってるのね。保存して、あとから見返して笑うんだ』なんて思って、とにかく不安だった」と続けた。
うれしいことに、リパはその後復活してくれた。彼女は批判を冷静に受け止め、乗り越えたのだった。
現在では歌姫として、多くの人の記憶に残りやすく、踊りやすいポップな楽曲を提供し続けている。彼女は、「もちろん、当時はとてもツラい時間だった。でも、おかげでとっても強くなれたの。そういった意味では、感謝していると言えるのかも」と語り、「そのあと、ものすごく大きな自信になったの。今は自分にとって何か得意なのかを理解している。どうやったら、得意になれるのかもわかっている。それに、得意になるためにどれくらいの努力が必要なのかもわかっているつもり」としめくくった。