映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の頃、オビ=ワン・ケノービは25歳の設定だった。これを考えると、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ではまだ57歳だったということになる。そしてハン・ソロやルーク・スカイウォーカーも、この映画では実年齢よりかなり老けて見えるのだ。
とくに、オビ=ワン・ケノービはまだ中高年であるにも関わらず、かなり年老いているように見える。さらに言えば、オビ=ワンを演じたアレック・ギネスは当時63歳だったが、それよりもさらに老けて見えるのだ。
いずれにしろ、オビ=ワンが設定年齢よりも老け、か弱く描かれたという点について、ファンは考え直さなければいけないだろう。なぜなら、今回「マンダロリアン」に再登場したボ=カターンは、他のキャラクターたちの時間経過の仕方と明らかに異なるものがあったからだ。
ボ=カターンが「マンダロリアン」に登場した際、彼女が老けていたのは明らかだった。しかしそれは、年相応のものだ。「クローン・ウォーズ」では彼女は20代に見えたため、「マンダロリアン」では40代もしくは50代前半だろう。実際、ボ=カターンを演じたケイティ・サッコフは40歳のため、違和感がないと言える。しかし新三部作と続三部作のオビ=ワンの見た目を比べてみると、明らかにおかしいのだ。
[PR]なお続三部作では、レイア・オーガナやルーク・スカイウォーカーも「老人」として描かれている。ルークを演じたマーク・ハミルは当時65歳くらいであっただろうから、ルークの年齢は53歳くらいの設定だったはずだ。レイアは、54歳ほどで過労の上命を落としたことになる。
そこで考えてみてほしいのは、ルークもレイアも、そしてベン=ケノービもすさまじい量のフォースを扱ってきたということだ。もしかすると、彼らを老けさせた要因はここにあるのかもしれない。
一方、「マンダロリアン」に登場したボ=カタンは白髪こそあったものの、「老人」ではなかった。どのように考えても、「老人」といえる年齢ではないからだ。ルークやレイアが実年齢より老けて描かれていたのは、中高年に対する偏見も含まれていたのかもしれない。しかし今回ボ=カタンが年相応の姿で登場したことで、その疑いも晴れそうだ。