米時間11月15日に打ち上げれた有人宇宙船「クルードラゴン」。これには日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも搭乗しており、打ち上げ成功を世界中が祝福したのだが、なんと船内に「マンダロリアン」に登場するキャラ、ベビーヨーダが一緒に乗っていたようだ。
[PR]このベビーヨーダは、映画『スター・ウォーズ』シリーズからのスピンオフ実写ドラマ「マンダロリアン」に登場し、作品内ではザ・チャイルドと呼ばれているが、ファンからはベビーヨーダの名で親しまれている。
米宇宙企業のスペースXは米東部時間15日午後7時27分(日本時間16日午前9時27分)、野口聡一さん(55)、マイク・ホプキンスさん、ヴィクター・グローバーさん、シャノン・ウォーカーさんら4人の宇宙飛行士が搭乗する新型宇宙船「クルードラゴン」を、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。12分後に宇宙船はロケットから切り離され、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう軌道投入に成功した。
この様子をライブストリームで見守っていたNASAのコミュニケーション・スペシャリストであるリア・チェシアー氏は、生配信中に「ベビーヨーダも搭乗していて、席に座ろうとしていますね」とコメント。たしかに映像を見ると、ベビーヨーダが無重力の中で浮いているというシュールな場面が見られる。
画面右にはフワフワと浮くベビーヨーダが
Baby Yoda is heading to the International Space Station on SpaceX's Crew Dragon. pic.twitter.com/6MFG1G0YT6
— Hanneke Weitering (@HannekeScience) November 16, 2020
ちらちらと漂う姿が可愛い
Views inside the Crew Dragon Resilience spacecraft reveal a “Baby Yoda” toy joined the astronauts on the launch as their zero G indicator.https://t.co/baLJVLCH0T pic.twitter.com/wNBNcOCo1m
— Spaceflight Now (@SpaceflightNow) November 16, 2020
The Zero G indicator for Crew Dragon Resilience is a Baby Yoda! 😂 pic.twitter.com/LBDimuaFjV
— Patrick Dougall (@PatrickADougall) November 16, 2020
このチェシアー氏の発言に対し、スペースXのエンジニアであるジェシカ・アンダーソン氏は「多分あれはヴィクター・グローバーの席ですね、彼が気にしないといいんですが」とユーモアたっぷりに回答。チェシアー氏は「ベビーヨーダは舵を取ろうとしているのかもしれませんね」と加えた。
Business Insiderによると、この“ぬいぐるみを船内に持ち込む”といった行為は宇宙船に乗り込むときの伝統なのだそう。このぬいぐるみが浮き、船内をフワフワ漂い始めることにより宇宙船が地球の重力圏内を脱したことを確認できるという、「重力ゼロの証」として使われるそうだ。
ベビーヨーダは「マンダロリアン」の中でも宇宙をたくさん旅しているため、実際の宇宙で彼の姿を見られることはなんとも感慨深いもの。スター・ウォーズのファンは「最高」「この宇宙船に乗っていたかった」などと喜びの声をあげている。