アーティストのハリー・スタイルズが先日、ファッション誌VOGUEにてドレスを着用し、ジェンダーレスなスタイルを見せた。これを保守派のコメンテーターが批判し、注目を集めている。
「ワン・ダイレクション」メンバーで現在はソロアーティスト、モデル、俳優として活躍するハリー・スタイルズ。彼はVOGUEの最新号にて表紙を飾りスーツとドレスが一体化したようなものやスカートなど、ジェンダー(性別)を感じさせない斬新なファッションを見せ話題となった。
ちなみに男性がVOGUEの表紙をつとめるのは127年ぶりであり、歴史的な記録である。
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しかしこのハリーのドレス姿に対し、黒人女性のトランプ支持者として知られる米保守派言論人のキャンダス・オーウェンズはツイッターにて「強い男性なしにして生き残ることができる社会なんてない」と批判のコメントをした。
There is no society that can survive without strong men. The East knows this. In the west, the steady feminization of our men at the same time that Marxism is being taught to our children is not a coincidence.
It is an outright attack.Bring back manly men. https://t.co/sY4IJF7VkK
— Candace Owens (@RealCandaceO) November 14, 2020
彼女は「強い男性なしにして生き残ることができる社会なんてない。東洋はこれをよく知っている。西洋では、マルクス主義と男性のフェミニズム教養が同時に行われていて、これは偶然ではない。これは明らかな攻撃です」と、ハリーの写真を添え持論を展開した。
これに対し、女優/監督のオリヴィア・ワイルドが反論。彼女はこのツイートにリプライする形で「あなたは哀れだね」と投稿し、ハリーを擁護した。
キャンダスの著書(この投稿で彼女は「男らしい男を取り戻そう」という本を書いているとも明かしている)
My book has been on the NYT top 10 overall best-seller list for 8 straight weeks with hundreds of thousands of copies sold.
I am so proud of myself!
Working title for second book:
Bring Back Manly Men. https://t.co/l2hVF2DGtR— Candace Owens (@RealCandaceO) November 16, 2020
オリヴィアは自身が監督、出演する映画『Don’t Worry Darling』にてハリーと共演することが決定している。彼女はVogueのインタビューにて「ハリーが映画に出演すると正式に決まったことを聞かされた時、(衣装デザイナーの)アリアン・フィリップスと私はちょっと勝利のダンスを踊っちゃったの。私たちは彼がファッションとスタイルの重要性をよく分かっていることを知っていたからね。そして、この映画は信じられないくらいスタイリスティックなの。とても高められて、豪華で、彼がプロセスのその要素にとても熱心であることに本当に感謝しているの。そういうのを気にしない俳優もいるからね」と、ハリー出演の興奮を語っていた。
また彼女はハリーに関し「ハリーが持っている男性としてのこのブランドは、有毒な男らしさの形跡がまったくなく、彼の世代、したがって世界の未来を示していることを願っている」と、新しい世代の男性のモデルであるとも話していた。
さらに女優で活動かのジャミーラ・ジャミルも「ハリー・スタイルズはかなり男らしいよ。だって男らしさなんて人の価値観によるでしょう。“男らしさ”とは、数百年前に決められたように不安定で有害で、女性嫌悪で同性愛者嫌悪でアホという意味ではない。ハリーは104%正しい。そして・・・ハリーは死ぬほどムキムキ」と反論している。