※この記事にはディズニープラスのドラマ「マンダロリアン」シーズン2エピソード2~3のネタバレを含みます。閲覧には注意してください。
映画『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写版ドラマ「マンダロリアン」。現在シーズン2の途中まで配信されているが、エピソード2と3のとあるシーンが物議をかもしている。
名ジョージ・ルーカスが生み出した『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した人気キャラクターのボバ・フェットに続く新たな賞金稼ぎ“マンダロリアン”を主人公に、フォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド(通称:ベビーヨーダ)”との危険な冒険を描く「マンダロリアン」。シーズン1は世界で絶大なる注目を集め、メディアや批評家から大絶賛を浴び続けている。そして現在は毎週金曜日にシーズン2がDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。
今回議論となっているのは、シーズン2のエピソード2「乗客」と3「後継者」。EP2でマンダロリアンは、カエルのような種族の“フロッグ・レディ”を紹介され、彼女とその未授精卵とともに光速以下でトラスクに向かう。彼女たちの種族は絶滅に近いそうだ。トラスクには彼女の夫が待っており、彼女は繁殖できる期限が迫っている卵を必死に守りながら夫の元へと向かう。
そのフロッグ・レディが大切に持っているこの「卵」を、なんとEP2でベビーヨーダがおいしそうにみつめ、さらにはペロっと食べてしまうシーンがあるのだ。このシーンはおそらく、クスっと笑えるジョークとしてストーリーに含まれたのだが、ネット上で賛否両論を呼び様々な意見の嵐となった。
フロッグ・レディ
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ツイッターユーザーたちは「このフロッグ・レディの種族は絶滅にひんしていて子孫を残すことに必死なのに、ベビーヨーダが卵を食べるなんてアイデアを誰がいいと思ったの?」や「ベビーヨーダが嫌いになった・・・」「ベビーヨーダを“可愛いジョーク”のために大量虐殺者の犯人にするなんて!絶対に笑えない。まぁ笑っちゃったけど、そのあと罪悪感が残った」などと投稿。
またこのエピソード配信直後には、ベビーヨーダが卵を見つめているおもちゃも発売され、さらに火に油を注ぐこととなってしまった。
A Lucasfilm executive defended Baby Yoda's (kinda gross) actions in the latest episode of The Mandalorian. 🥚🥱🤢 https://t.co/ljOW3BiEiW pic.twitter.com/6bXOjV3h7W
— IGN (@IGN) November 12, 2020
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— Funko (@OriginalFunko) November 9, 2020
一方で、こういった批判の意見に対し「架空で存在すらしないキャラの、さらには受精していない卵を架空のキャラであるヨーダが食べることの何が問題なんだ」や「批判する人は想像力に欠けている」などといった擁護の意見もあがっている。
しかし幸運(?)なことに、エピソード3がこの炎上を少しおさめたようだ。エピソード3の中でマンダロリアンたちが乗った漁船が罠であり、ベビーヨーダは水中の怪物に飲み込まれてしまう。これを「卵を食べてしまったツケ」だととらえるファンもいる。ちなみにヨーダは救出され無事だった。
またEP3の最後には、フロッグ・レディと夫の間に無事におたまじゃくしのような赤ちゃんが誕生する。この赤ちゃんとベビーヨーダはお互い興味深そうに見つめ合ったが、この時ベビーヨーダは赤ちゃんを食べ物としては見ていなかったようだ。
このEP3の終わり方で少し気がおさまったファンもいるよう。いずれにせよ『スター・ウォーズ』の世界は全て架空の物語だが、熱狂的すぎるファンも多いためこういった炎上はつきものといっても過言ではない。