セレーナ・ゴメスにとって、「成功」という言葉は特別な意味を持つようだ。
先日2020年のラテン・アカデミー賞で「Leading Ladies of Entertainment」部門を受賞した歌手セレーナ・ゴメス。11月17日の授賞式を控えた彼女はインタビューにて、自らが声をあげ、その上で成功するということについての重要性について訴えた。
「私はこれまで問題が起きた時、常に自分の心が正しい場所にあると感じていたの。でもここ数年にわたって、私自身が正しい知識を身につけたことで、私はその気持ちをきちんと声に出すことがとても大切だということに気がついたわ。みんなの全ての意見が重要なの」と語ったセレーナは、「それって本当にすばらしいことだと思うの。成功の定義とは、人々が楽曲や映画、テレビ番組にどのようにつながるかを見ることだと思うの。そうすれば、誰かの人生にいい影響を与えることもできるでしょ」と、自分だけでなく受け取る側も声をあげ、一緒になって、よりいいものを作りあげていくことの大切さを語った。
さらにセレーナは「みんなが見られる権利を持っているわ。そして可視化することと表現することは、自分たちのアイデンティティをはっきりさせるために必要不可欠なことなのよ」と付け加えた。
この度、セレーナが受賞した「Leading Ladies of Entertainment」部門には他にも、グロリア・ゴヨ・マルティネスやアンジェラ・N・マルティネス、マリア・セレナ・サリナスがノミネートされていた。このイベントは、次世代の女性リーダーに影響を与える存在であり、芸術やエンターテイメントの分野で大きく貢献した社会的意識の高い女性を表彰するラテン・グラミー賞の祝賀会の一部として行われた。
セレーナは受賞後、「このような影響力のある方々の中に含まれることは本当にうれしいことです。ラテン系として、自分たちの持つ力を信じ、世界を変えていこうと活動することが大切だと考えています」とコメントを寄せている。