人気海外ドラマ「Empire 成功の代償」の出演者ジャシー・スモレットが暴行被害に遭った事件は、彼自身による自作自演であり、警察へ虚偽の通報を行った容疑で起訴されると報じられている。
現地時間2月20日、ジャシー・スモレットが起訴されたことを、TVGuideなど複数のメディアが報じた。シカゴ警察の広報担当官は、「治安びん乱罪、警察に虚偽の通報を行った容疑で起訴された」ことを発表。スモレットの弁護人を通じ、出頭を呼びかけていると伝えた。
加えてシカゴ警察は、ジャシー・スモレットを公式に事件の「容疑者」と呼称しており、また虚偽通報は「4級の重罪」であると明確に述べている。スモレット側は否定しているものの、「証拠はすでに現地裁判所へ提出された」と捜査状況を公にしている。
Felony criminal charges have been approved by @CookCountySAO against Jussie Smollett for Disorderly Conduct / Filing a False Police Report. Detectives will make contact with his legal team to negotiate a reasonable surrender for his arrest. pic.twitter.com/LvBSYE2kVj
— Anthony Guglielmi (@AJGuglielmi) February 21, 2019
ジャシー・スモレットは1月29日、米シカゴにて歩行中のところを、男性2名に襲われた。このとき襲撃犯は、彼に対して人種、同性愛差別的発言を行った上で、被害者の顔を殴り、なんらかの薬品を浴びせ、また「首にロープを回した」とも伝えられていたが、2月16日、米シカゴ警察に近い関係者は、新たな証拠に基づき「スモレット氏による自作自演という新たな方向性」で事件の捜査が進んでいることが明らかになった。
事件後、スモレットはただちに病院へ搬送されたものの、すぐに「Empire」の撮影に復帰。事前に予定されていたイベントにも出席していた。事件発覚直後から、セレブやファン、世間からは彼に同情し、サポートするコメントが多く寄せられてる中で、ジャシー・スモレット自ら「ふたりの男性に金銭を支払い、自身を襲わせた」というニュースは、大きな衝撃とともに受け入れられた。
以上が伝えられる中、Varietyは「Empire」がジャシー・スモレットの解雇を考えていると独占報道。2月14日の時点では、番組製作総指揮のダニー・ストロングは降板を否定。同18日にも、ショーランナーのブレット・マホニーはツイッターで「私はジャシー・スモレットを信じているし、彼の味方です」とハッキリ述べていた。
シカゴ警察の発表直前にも、番組側は「降板などバカらしい。彼は番組の中心人物」と述べていたが、一連の発表後、番組を制作する20世紀フォックスはノーコメントを貫いている。
一方で、現在撮影中の「Empire」シーズン5終盤から、ジャシー・スモレット演じるジャマルの登場シーンが削られることになり、脚本の改稿が進んでいると報じられている。関係者は認めていないが、ジャマルのパフォーマンスや、彼が軸となる場面が減らされたと伝えられていた。
映画・海外ドラマ関連を中心に、洋楽や海外セレブ情報も発信。カルチャーとファンの距離を縮める、カルチャーをもっと楽しめるコンテンツをお届け!
☆X(旧Twitter)で最新情報を発信中!今すぐフォロー!