歌手テイラー・スウィフトの過去のヒット曲で再レコーディングした「ラヴ・ストーリー」が使用されているCMの一部が、彼女の宿敵とも呼ばれるスクーター・ブラウン氏を暗にディスっているのではと注目を集めている。
ジャスティン・ビーバーなど大物アーティストを手掛けるスクーター・ブラウンは以前、テイラー・スウィフトが過去に所属していたレコード会社「ビッグ・マシーン・レコード」を買収。これにより彼女の過去曲の版権が実質スクーターの手に渡ってしまい、テイラーは自分の曲であるにも関わらず使用できないなどといった事態に。現在もこの件でもめている。
このためテイラーは、過去の楽曲を再レコーディングして再リリースすると発表。今年11月から再レコーディングを開始し、先日もあるインタビューで「『ラヴ・ストーリー』の再レコーディングはとても楽しかった」と明かしていた。
そんな中、過去曲の「ラヴ・ストーリー」の再レコーディング版が今回公開。テイラーの友人で人気俳優のライアン・レイノルズが出演する出会い系アプリ「match」のCMソングとして起用されたのだ。
A match made in hell is still a @match. Latest work from @MaximumEffort #2020LoveStory pic.twitter.com/kGL02PIqin
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) December 2, 2020
今回、初めて世間に公開された新「ラヴ・ストーリー」。音楽に合わせ、“悪魔”と“2020年”が「match」を通して出会うという、散々であった今年を皮肉ったCMだ。
ここでファンが注目したのは、2人が一緒にセルフィーを撮る場面。2人の後ろに見える青いゴミ箱のとなりに、実際の“スクーター”が雑に置いてあるのだ。さらに近くの壁には不吉な数字である「6」が描かれている。
Swifties speculate about possible Easter egg in new Match ad featuring re-recording of Taylor Swift’s classic hit, “Love Story.”
A scooter can be seen on the ground near a trash can with the number 6 on the wall in graffiti. pic.twitter.com/JWXctGsMvC
— Pop Crave (@PopCrave) December 2, 2020
これを見たファンは「テイラーがスクーターをゴミに!」「スクーターはその場所が似合う」などと書き込んでいる。果たしてこのスクーターは実際に秘密のメッセージなのだろうか・・・?
🛴 is right where he belongs 😌 pic.twitter.com/JC0ALLcQRH
— r ⭐ (@babylonrush) December 2, 2020
この爆笑CMで悪魔と女性は、誰もいないスタジアム、人のいないジム、空っぽの映画館と、デートを重ね、さらにトイレットペーパーを大量に盗んだりと、まさに2020年を象徴するような“ラヴ・ストーリー”に。そして最後には「2020年をあなたの年にしよう」から「2021年をあなたの年にしよう」とメッセージが出てくる。
テイラーはこの動画を引用し、「再レコーディングはまだ全部は終わっていないんだけど、私の友人のライアン・レイノルズが、彼が作った爆笑のコマーシャルのためにちょっと使いたいと言われたの。これは『ラヴ・ストーリー』の一部よ!みんなに楽曲を届けるために一生懸命がんばっているからね!」と書きつづった。
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