歌手のセレーナ・ゴメスが12月2日、ツイッターを更新。ロンドンの非営利団体デジタルヘイト対策センター(CCDH)が発信した2件のツイートをリツイートした。CDDHは、有害とされるデジタルコンテンツを排除するための活動をしている団体だ。
CCDHは先月23日、フェイスブックやインスタグラムで人種差別主義者向けの製品を販売しているアカウントを、ツイッターで公開していた。ツイート内では「フェイスブックは、3日前に警告されたにもかかわらず、以前このネオナチ(ナチスの思想を復興させようとする団体)を放置している」と訴えていた。
このツイートにセレーナ・ゴメスが反応。「もう言葉がないわ。フェイスブック、インスタグラム。あなたたちはいつになったらこのヘイトを排除してくれるの。あんなに警告されていても、残っているアカウントはまだあるわよ」とツイートした。
I’m speechless. @Facebook @Instagram how are you tolerating this hate? There’s still accounts there even though you have been notified!! https://t.co/Q3VUzLQ7IF
— Selena Gomez (@selenagomez) December 3, 2020
セレーナがインターネット上のヘイトについて訴えたのは、これが初めてではない。今年9月には、インスタグラムのストーリーズ機能にて彼女がフェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグらに対して送ったダイレクトメッセージを公開していた。
セレーナはメッセージのなかで、「フェイスブックとインスタグラムはかつて、間違った情報や人種差別、偏見に満ちた内容を放置していました。マーク・ザッカーバーグさんたちには、どうかこれを止めてほしい。このようなヘイトスピーチを発信し続けるグループやユーザーのアカウントは、排除していただきたいのです。私たちの未来はそこにかかっています」とつづっていた。
また米大統領選に関して、人々に投票をうながす活動も行っていたセレーナは、このメッセージの中でSNS上に投票に関する誤った情報が溢れていることも訴えていた。