ポップカルチャー最大級のイベント「東京コミコン 2020」が、12月4日(金)~12月6日(日)にかけて開催。2日目となる12月5日(土)には、コミコンファンたちに人気のマーベルのコスプレイベント、そしてマーベルと日本の少年ジャンプ+の日米編集長同士の対談が実現した。
今年の東京コミコンは、新型コロナウイルスの影響もあり、12月5日(土)と12月6日(日)の 2日間、幕張メッセの会場からの中継を実施。公式サイトからアクセスできる「Tokyo Comic Con World」というバーチャルスペースにて開催された。
2日目の12月5日には、マーベル・コミックスのC.B.セブルスキー氏と、集英社「少年ジャンプ+」の細野修平氏による、日米両編集長による夢の対談が行われた。
プレミアムトークでセブルスキー氏は、日本の漫画について「小さいころから日本の漫画のファンです!」「マーベル・コミックの編集長として『少年ジャンプ』に対して深い敬意を抱いています。『少年ジャンプ』では、ストーリー、トピックス、アートスタイルなどが多様に盛り込まれていることに気づかされます」と語り、マーベルも日本の漫画から影響を受けていると明かしてくれた。
また細野編集長は、「漫画家さんや編集者の中でマーベルが大好きで意識している人はたくさんいます」と応え、「るろうに剣心」「僕らのヒーローアカデミア」といった人気漫画もマーベルを意識した部分があると明かしてくれた。
また、コミックの存在価値についての話題でセブルスキー氏は、マーベルのヒーローたちはスーパーパワーを持っているけど、大切なのは彼らがみんなと同じ生身の人間であるということ。マーベルはいまや映画化やアニメ化されているが、一度ファンになるとその起源をより知りたくなり、いずれ漫画やコミックに戻るようになる。そうやって作家自身のビジョンに触れることができるとも明かした。
また日米のコミックの違いのテーマで、アメコミはスーパーヒーローものが多いのがなぜか聞かれると、セブルスキー氏は、日本のようにこれまで様々なジャンルのコミックがあったけれど、スーパーヒーローものが一番人気となったと明かし、またスーパーヒーローの物語の中にスポーツやラブコメといったロマンスなど様々なジャンルが含まれているとも明かした。
さらに途中で、細野編集長からサプライズ発表が。なんと「少年ジャンプ+」にてマーベルヒーローの新連載がスタートすると発表したのだ。そしてそこに登場するのはなんとあの「デッドプール」で、「デッドプール:サムライ」として連載されるという。豪華スーパーコラボにアメキャラ系ライターの杉山すぴ豊氏もおどろき、大よろこびの表情を見せた。
また、逆にジャンプの漫画でマーベルデビューさせたいキャラクターはと聞かれると、セブルスキー氏は、一つ選ぶのはとても難しいと前置きした後「『スラムダンク』の桜木と流川にトニー・スタークとスティーブ・ロジャースとしてバスケをしてほしいです」とユニークな回答をしてくれた。
さらに後半には、マーベルのコスプレ大会が開催された。
アイアンマンや、ブラックパンサー、ブラックウィドウ、マスクをつけたウィンターソルジャー、アントマンなどなど思い思いの衣装を披露してくれた。画面越しでもその衣装の迫力とクオリティーの高さが伝わってくる。
最後にはすぴ豊氏「3000回」「愛してる!」の掛け声で記念撮影。コスプレを披露してくれた参加者たちが、キャラクターに合わせたポーズをキメてくれた。
東京コミコン 2020 オフィシャルサイト https://www.tokyocomiccon.jp/
Tokyo Comic Con World https://tccworld.jp/
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