大ヒットゲームシリーズ「モンスターハンター」の待望のハリウッド実写映画化『モンスターハンター』。劇中のジョークが人種差別的だと判断され、中国で猛反発を受けていたが、その問題のシーンが正式に削除されたことがわかった。
『モンスターハンター』予告編↓
『モンスターハンター』は日本やアメリカより一足早く2020年12月3日に中国で公開。しかし、ふたりのソルジャーの会話の中に「Chinese, Japanese, dirty knees(中国人、日本人、汚いひざ)」という英語圏で昔に使われていたダジャレを連想させるシーンがあり、これが人種差別的なフレーズであると非難され、中国で苦情やネガティヴなレビューが殺到した。その結果、『モンスターハンター』は公開からわずか2日後に中国の劇場で上映中止となってしまった。
そんな中、Deadlineが報じたところによると、同作に関わった制作会社の1つであるドイツのConstantin Film社が謝罪文を発表。不快なセリフを削除したと声明文につづった。
Constantin Film社の声明文には「中国人を差別したり、侮辱したり、不快にさせるような意図は全くありませんでした。Constantin Filmは、中国の観客が表明した懸念に耳を傾け、このような不注意な誤解を生む原因となったラインを削除いたしました」とある。
しかし、現状では中国で再上映されるかは未定なのだという。今回の騒動は確実に『モンスターハンター』の興行成績にダメージを与えるだろう。『モンスターハンター』は、アメリカでは今年のクリスマス、日本では、2021年3月26日(金)に公開が決定している。
tvgrooveをフォロー!
この投稿をInstagramで見る