『スター・ウォーズ』のスカイウォーカー・サーガは、昨年公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をもって40年以上の歴史に幕を閉じた。続三部作は問題や物議をかもすことも多かったが、この世界には大筋の物語以外にも広げられる部分があるのではないだろうか。次の『スター・ウォーズ』作品への期待は高まるばかりだが、例えばジェダイ抜きの内容になるとしたら、また違った魅力が出てくるのかもしれない。
ジョージ・ルーカスがその制作をディズニーに譲ったあと、続三部作のメガホンをとったJ.Jエイブラムスとライアン・ジョンソンの作品は、興行収入でみれば大成功を収めた。しかし長年のファンにとっては、満足できない部分もあっただろう。
[PR]続三部作は、レイや彼女とスカイウォーカー一族とのつながりに焦点を当てただけではなかった。登場したキャラクターの中には、ジェダイやスカイウォーカー一族ではないにもかかわらず、ファンに強烈なインパクトを残したものもいる。レジスタンスのパイロットのポーや、ストームトルーパーのフィンだ。
今後これらのキャラクターに必ずしも光を充てる必要はないが、レイやフォース以外にもヒーローとして描ける部分があるだろう。もし今後、スピンオフや続編が期待できるなら、ジェダイ・オーダーとはまったく関係のないストーリーに仕上がることも期待しているファンたちもいる。
たとえば、一部ファンたちの間では、惑星「バトゥー」を舞台にしてはどうだろうかという案もあるようだ。ディズニーランドで楽しめるアトラクション「Galaxy’s Edge」の舞台としてデザインされた惑星だ。小説版の「Thrawn: Alliances」にも登場している。アウター・リム・テリトリーに位置する惑星で、山と森に囲まれた温暖なき気候が特徴だ。これまでジェダイがかかわったこともない場所であるため、まったく新しいストーリーを作り上げるにはぴったりだろう。
ジェダイの物語が一段落を迎えた今、『スター・ウォーズ』はこれからの進化に向けて新たな一歩を踏み出すべきだろう。