『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで知られる人気俳優のジョニー・デップ。彼は過去に、指を切断した大怪我を負ったことで世間を賑わせていたが、その時、ディズニーが多額の費用を支払っていたことが明らかになった。The Hollywood Reporter(THR)が報じている。
元妻のアンバー・ハードとの法廷論争により、これまで積み上げてきたキャリアに大きな影響があったジョニー。先月、彼は2018年に記事の中で「妻を殴るもの」と呼んだザ・サン紙に対する訴訟で敗訴。この結果を受けて、ジョニーは『ファンタスティック・ビースト3(原題:Fantastic Beasts and Where to Find Them 3)』の降板を表明した。ジョニーは現在、敗訴した同裁判に上訴する意向を示している。
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ジョニーは2015年、アンバーと結婚してから約1ヶ月後に夫婦喧嘩の際に指の先端を切り落としてしまった。事故の夜、アンバーが2回もジョニーに対し割れたウォッカの瓶を投げ、1つは耳の横あたりで避けたが、もう1つがジョニーの指にヒットし、ケガをしたとジョニーは主張していた。
しかし、この指切断の大怪我を負ったのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の撮影中だったようで、ジョニーは手術のためにロサンゼルスへ向かわなければならなかった。新たな報道によると、ディズニーは撮影の遅延により、35万ドル(約3600万円)の費用を支払わなければならなかったという。撮影はその後、2週間遅れていたようで、最大490万ドル(約5億円)の費用がかかった可能性もあるようだ。プライベートの怪我が原因と考えると、驚くべき金額だ。
ジョニーは結局のところ、自分自身の代表作ともいえる『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに再度出演できるかはわからない。ScreenRantは、「ディズニーが将来の映画製作で、より多くの費用がかかる事件が起きることを警戒している可能性が高い」と報道している。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』などで知られる女優のマーゴット・ロビーが、新たな女性版『パイレーツ・オブ・カリビアン』の主演を演じると今年大きなニュースとなった。ディズニーからの正式な発表はまだないが、今後の報道にも注目が集まる。