人気歌手のテイラー・スウィフトが、日本時間12月11日、通算9枚目となる新アルバム「evermore(エヴァーモア)」をリリースし、収録曲である「willow」のミュージックビデオも同時公開された。
テイラー・スウィフトは、アメリカ時間12月10日に、「evermore」をリリースすることをサプライズ発表した。テイラーは同作は7月にリリースしたアルバム「folklore(フォークロア)」の姉妹アルバムで、通常であればアルバムごとにコンセプトが異なり、一つの章が終わるとまた別の章へと移っていたが、今回はまだ「folklore」の世界にとどまり、曲を作ることに夢中になって、そのまま続きとなる作品を作り上げたとその経緯を明かした。
そして日本時間12月11日の午後2時に「evermore」がリリースされた。どの楽曲も、「forklore」を引き継いでいるサウンドとなっている。
またテイラーはアルバムリリースと同時に収録曲である「willow」のミュージックビデオも同時公開した。
ビデオは、テイラーの前作の「cardigan(カーディガン)」の終わりのシーンからスタートし、テイラーが再びピアノの中の世界へと入っていくと、テイラーは再び森の中に。湖にはどこかで見たことのある男性が映っており、テイラーはそのまま湖に飛び込むと、幼き日の自分になったかと思うと、再び大人になり、出口のない箱の中で演奏し、そしてまたあの男性に出会うのであった。
歌詞には「あなたが言うほど/私は知らないの/あなたが迷うところどこでもついていく/私はあなたに私の手を取ってほしいと頼んでいるの/私の計画を破る、それでこそ私の男よね」とある。
【動画】Taylor Swift – willow
テイラーはビデオ公開直前に「このビデオでは、過去の共演者が登場しているの。あるシーンは私が名声についてどのように感じているかを表しているわ。ビデオの全過程を通じて、それぞれの季節を表現しているシーンがあるの」とコメント。さらに「willow」の意味と歌詞について「『willow』は好奇心、欲望、そして誰かを欲しがる複雑さについてを歌っているの。誰かがあなたに恋をさせるような呪文を唱えるようにも聞こえると思う」とも明かしている。
テイラーファンならお気づきだろうが、この“過去の共演者”というのは、テオク・リーだ。彼はテイラーの世界ツアー「レッド・ツアー」でダンサーを務めた人物で、今回「willow」でテイラーと久々の再共演を果たした。