ディズニーが運営する動画ストリーミング・サービスの「ディズニープラス」が、2021年3月に会員料金を値上げすることを発表した。
12月10日、ディズニーは投資家向け説明会を開催し、ディズニーのアニメや実写作品、マーベル作品、スター・ウォーズといったルーカスフィルム作品、Huluなど、今後公開予定のドラマや映画のラインナップを一挙発表した。
さらにディズニーは、「ディズニープラス」の料金引き上げも発表した。現在米国では月額6.99ドル、年額69.99ドルだが、2021年3月から月額7.99ドル、年額79.99ドルに値上げすることを発表。また、ディズニープラス、Hulu、ESPN+を含むディズニーバンドルのセットは月額13.99ドルになるという。
さらにヨーロッパでは月額2ユーロから8ユーロと、米国よりも値上げ率が高くなっている。今後配信する多くのコンテンツの制作費やサービス向上が目的のようで、新規および現在の加入者が対象となる。ディズニープラスが料金を値上げするのはこれがはじめてのことである。
またここ日本では、現在初月無料で、月額700円(税別)と、米国とほぼ同価格であるが、同じように値上げされる可能性は高いだろう。
ディズニープラス以外でも、人気ストリーミングサービスのネットフリックスはこれまで数回にわたり料金の値上げをしているが、それによって契約者数が大きく落ち込んでいる様子はなく、新型コロナウイルスのパンデミックでのステイホームの影響で、契約者数は増すばかりだ。ネットフリックスのCOO/CPOであるグレイグ・ピーターズは「ネットフリックスは投資と価値創造の好循環を維持するために、時折戻っては顧客にもう少し払ってほしい頼むだろう」とコメントしている。
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