映画『トランスフォーマー』シリーズや『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』など出演で知られる米俳優のシャイア・ラブーフ(34)が、元恋人のFKAツイッグスに性的暴行などで訴えられた。また豪歌手のシーアも同じ理由で彼を告発した。
New York Timesによると、英シンガーソングライターのFKAツイッグスは12月11日、シャイア・ラブーフに対し性的暴行、身体的虐待、精神的苦痛を受けたとして起訴。また同紙が入手した裁判書類によるとツイッグスは彼が意図的に性病に感染させたと告発している。2人が交際を始めたのは2018年初め頃。映画『ハニーボーイ』での共演がきっかけだった。暴行は1年以上続き、ツイッグスはセラピーに通った結果、2019年春に別れる決意をしたという。
さらに彼女は、腕にあざが残るまで強くシャイアに掴まれたと主張。シャイアから服を着ないでベッドに入るように要求されそれが原因で一晩中、口論になったこともあるという。またシャイアがベッドサイドに銃を置いて寝ていたといい、ツイッグスは侵入者に間違えられて銃撃されることを恐れ夜中にトイレにいくこともできなかったようだ。暴行は公衆の面前でも行われたといい、ガソリンスタンドで彼女を車に向かって突き飛ばし罵ったとツイッグスは訴えている。
ツイッグスは同紙に対し「シャイアとの経験は人生で最も最悪なことでした。こんなこと私に起こるなんて誰も思わなかった。でもそこが危険だと思う。誰にでも起こりうることだから」と話している。
ツイッグスがシャイアを起訴した後、歌手のシーアも自身のシャイアとの体験を告発した。彼女は12月12日にツイッターを更新し、シーアはここで初めてシャイアと過去に恋愛関係であったことを明かしたのだ。
彼女はツイッグスの記事をに引用リプライし「私もシャイアに傷つけられたことがあります。彼は病的な嘘つきであり、当時シングルだと嘘をつき私を不倫関係に引きずりました。彼は深刻な病気だと思っているし、同情します。彼の被害者にも。知っておいてね、自分を愛して、彼から離れて安全でいてほしい」と、ツイッグスをサポートつつ告白した。
シーアの楽曲「Elastic Heart」(2015)のMVに出演しているシャイア・ラブーフ。シーアは当時映画監督のエリク・アンダーズ・ラングと結婚しており、シャイアは女優のミア・ゴスと交際していた。シーアは翌年2016年にエリクと離婚している。シーアがどの時点でシャイアと関係を持っていたかは不明だが、文章を見る限り、すくなくともシャイアにはパートナーがいたようだ。
Sia – Elastic Heart
また「ツイッグス、愛してるよ。とても勇敢だしあなたを誇りに思ってる」とツイートしたシーアに対し、ツイッグスも「私も愛してる。あなたはインスピレーション。サポートと愛をくれたみんなもありがとう」と投稿している。
シャイア・ラブーフは過去にも何度か騒ぎを起こしており、数回逮捕されている。最近では今年9月、ロサンゼルスで男性と口論になり暴行をしたとして訴えられているが、シャイア本人は無罪を主張している。