人気海外ドラマ「Empire 成功の代償」の出演者ジャシー・スモレットが、自分が暴行被害に遭ったように見せるために他人に自分を襲わせたとされる事件で、その経緯や、やり取りが明らかになってきた。
ジャシー・スモレットは1月29日、米シカゴにて歩行中のところを、男性2名に襲われた。このとき襲撃犯は、彼に対して人種、同性愛差別的発言を行った上で、暴行を加えたと伝えられていた。ところが2月16日、米シカゴ警察に近い関係者は、新たな証拠に基づき「スモレット氏による自作自演という新たな方向性」で事件の捜査が進んでいることを明らかにした。ジャシーは2月21日に警察に出頭したが、すでに保釈金を支払って釈放されている。
検察側は、スモレットが3500ドル(約38万円)の小切手を切り、ふたりの男性に対して自身を襲うよう求めたと主張している。襲撃犯のうちひとりは、「Empire」の撮影にエキストラ、またスモレットの相手役のスタンドイン(代役)として参加していたことが明らかになっている。
さらに検事は「きみの助けが必要なんだ。直接会って話せないか?」という、ジャシー・スモレットが襲撃犯に送ったメールを証拠として提示。また、スモレット自らロープやガソリンを使用することや、犯人はトランプ支持者と思わせるような発言を求めていたことを明らかにしている。
事件発覚直後、セレブやファン、世間からは彼に同情し、サポートするコメントが多く寄せられていたが、ジャシー・スモレット自らが「ふたりの男性に金銭を支払い、自身を襲わせた」というニュースは、大きな衝撃とともに受け入れられた。もし虚偽通報での有罪となれば、最大3年間の収監もあり得る中、ジャシー・スモレット側の弁護人は、積極的にジャシーを弁護していく方針を明らかにしている。
映画・海外ドラマ関連を中心に、洋楽や海外セレブ情報も発信。カルチャーとファンの距離を縮める、カルチャーをもっと楽しめるコンテンツをお届け!
☆X(旧Twitter)で最新情報を発信中!今すぐフォロー!