1977年に初公開され、世界中で多くのファンを生んだスペース・オペラ『スター・ウォーズ』シリーズ。映画のみならずコミックや小説などさまざまな分野でその世界観が展開されている。小説の著者らにはかつて、著作権使用料が支払われていたが、2012年以降、ディズニー側からその支払いが滞っていることが発覚した。
このたび、『スター・ウォーズ』やそのほかのシリーズの著者たちが声をあげ、著作権使用料の不払いが明らかになった。彼らの主張によると、ディズニー側は2012年にかつてのシリーズの制作会社であるルーカスフィルムを買収してい以降、以前から契約していた4億ドル(約413億8000万円)の支払いを拒否しているという。またディズニー側はこれまで、著者側との交渉を遅らせてきたり、数千万ドルを支払うことでごまかそうとしたりしてきたとのことだった。
そしてトラブルになっているのは『スター・ウォーズ』シリーズに限ったことではなかった。
アメリカSFファンタジー作家協会によると、『インディ・ジョーンズ』シリーズや『バフィー ~恋する十字架~』の著者らも不払いを訴えて立ち上がっており、『スター・ウォーズ』シリーズと同様の問題が発生しているという。これらも、ディズニーが所有権を所持して以降、不払いが始まったとのことだ。
ディズニーの担当者は取材に対し、「私たちはこれまでに全ての著作権使用料を確認し、買収後の見逃しがないかどうか確認しています。もし未払いが起こっているのだとすれば、ただちに適切な対応を行う予定です」としている。
アメリカSFファンタジー作家協会会長のマリー・ロビネット・コーワルによると、今回の問題で少なくとも6人の作家が声を上げているという。
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